【サイン本】『孤独なバッタが群れるとき 「バッタを倒しにアフリカへ」エピソード1』前野ウルド浩太郎(光文社)

10年経っただけだけど、私は大人になってしまった。読み返してみると、やたらと青臭く、がむしゃらな文章に、恥ずかしさのあまり頬を赤らめてしまうが、今はもう書くことはできないものだ。若さ故の過ちを犯せず、無難な文章を書き綴ることに慣れてしまった現状になんだか寂しさを感じている。
想うことは一つ。その時、書ける文章を書籍として残すのは、とても大切なことなのではないだろうか。若いころは往々にして志半ばである。そんな中途半端な状況でも、中途半端ならではの良さが文章に滲み出ているはずだ。
(「新書版あとがき」より)


前野 ウルド 浩太郎(まえの うるど こうたろう)
昆虫学者(通称:バッタ博士)。1980年秋田県生まれ。国立研究開発法人国際農林水産業研究センター研究員。神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了。博士(農学)。京都大学白眉センター特定助教を経て、現職。アフリカで大発生し、農作物を食い荒らすサバクトビバッタの防除技術の開発に従事。モーリタニアでの研究活動が認められ、現地のミドルネーム「ウルド(○○の子孫の意)」を授かる。著書に、第4回いける本大賞を受賞した『孤独なバッタが群れるとき――サバクトビバッタの相変異と大発生』(東海大学出版部)がある。



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