『言語の力』マリアン,ビオリカ【著】 今井 むつみ【監訳・解説】(KADOKAWA)
自分では1つの言語しか話せないと思っていても、実際のところ人間の脳は、複数の言語を操るように設計されている―著者のビオリカ・マリアンは、その事実を明らかにした。
スペイン語を話す人もいれば、日本語を話す人いる。それと同じ意味で、「詩」という言語を話す人もいれば、「数学」という言語に堪能な人もいる。
しかし、ここでもっとも大切なのは、複数の言語を話す能力によって創造性の扉が開かれ、脳の健康や、認知をコントロールする力も手に入るということだ。
そして、複数の言語を話せるようになりたいのなら、今この瞬間に始めることができる。
新しい言語を獲得するたびに、情報をどう受け取り、どう解釈するかということが影響を受ける。
何を覚えているか、自分自身と周りの世界をどうとらえるかということ、さらには感情、洞察、意思決定、行動も、話す言語から影響を受ける。
情報を整理、処理、構築するときも、言語は欠かせないツールであり、だからこそ大きな進歩を起こす力にもなる。
『言語の力』は、数多くの科学的な研究を検証し、新しい言語を学ぶことの利点を紹介している。
マリアン,ビオリカ[マリアン,ビオリカ] [Marian,Viorica]
ノースウェスタン大学ラルフとジーン・サンディン寄付基金教授。コミュニケーション科学と障害学部、および心理学部の教壇に立つ。
2000年から同大学の「バイリンガリズムと心理言語学研究室」で主任を務める。
母語はルーマニア語で、ロシア語はほぼ母語と同等に話し、英語も堪能。
アメリカ手話、広東語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、日本語、マンダリン、ポーランド語、スペイン語、タイ語、ウクライナ語など、さまざまな言語の研究に携わってきた。
アメリカ国立衛生研究所、アメリカ国立科学財団、ノースウェスタン大学、その他民間財閥の援助を受け、バイリンガルの言語処理の構造と、複数の言語を話すことが認知機能、発達、脳に与える影響に関する研究を行っている
今井むつみ[イマイムツミ]
慶應義塾大学環境情報学部教授。1989年慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。
94年ノースウェスタン大学心理学部Ph.D.取得。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学
桜田直美[サクラダナオミ]
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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