つなぎの布海苔(ふのり)を惜しげもなく増量し
吟味されたそば粉を丹精込めて打ち上げた十日町小嶋屋の干し蕎麦の最高級商品「結」
伝承の製法と職人のこだわりが歯ごたえ、のどごしに磨きをかけました。


小嶋屋は大正末期に創業し、約70年の歴史がある新潟県を代表するそば屋です。
昭和30年4月に小林辰雄が十日町市に出店して以来、数多くの人々にへぎそばの美味しさを伝えています。
小嶋屋のある十日町市は雪と着物とそばの街として、全国的に知られています。
新潟県でも特に十日町市の農家では、昔からそばを食する機会が多く
各家庭の食卓に必要不可欠な食べ物であったと言われています。
小嶋屋の海藻(ふのり)そばも、実は地域に根ざした伝統の味と技の逸品であり
もともとは織物産地には必要である、ふのり(海藻)をそばのつなぎとして使用したことから
この地域のそば文化が発展し、今では越後そばの代名詞と呼ばれるようになっています。
また過去数回、天皇陛下始め多くの皇室の方々がお忍びで訪れています。
へぎそばの最大の特徴は
つなぎに布海苔を使った独特の食感と喉越し、 そして波のような盛り付け方にあります。
伝統的に冠婚葬祭など大勢でそばを食べることが多い新潟では
大きな器に盛りつける際に、一人一人が食べやすいように
一口大に丸め、波のような形で美しく盛り付けます。
この盛りつける木の器のことを「へぎ」と呼びます。
もともとは「剥ぐ」という言葉が訛ったもので
木を剥いで作ったことに由来しているようです。
この「へぎ」の器に盛ったことから 「へぎそば」と呼ばれるようになりました。
