コンセプト-concept-
『春コーデに取り入れる江戸の庶民が好んだ春の四十八茶百鼠』
四十八茶百鼠は贅沢を禁じられた江戸の庶民が限られた色調の中で「他の人とは違うものを着たい」という欲求は今も昔も変わらず微妙にトーンを変えた当時江戸で人気のあった色合いを表現しました。粋を追い求め試行錯誤し生まれた粋色バリエーション。
今回は春に締める江戸の四十八茶百鼠となり当時限られた色調の中でちょっとした小物だけは春らしく・・というお洒落の意地が作り出した色調を再現!
当時江戸では装いで目立つことは許されなかったので、シックな色に馴染みながら春をこっそりと感じさせる“差し色”となります!
※江戸 藍四十八色
贅沢を禁じられた江戸の職人が「茶・鼠・藍」と限られた色調の中で 粋を追い求め、
試行錯誤し生まれた粋色 バリエーション。渋好みで落ち着いたお色が揃っています。
『華やかさの中に取り入れる“くすみ”』
今回も京都 三浦清商店さんにご相談し春色で粋色を・・という、私どものワガママな色の要求に対してよく考えたら・・春色の印象と粋色とはまるで真逆!しかし!それを見事!答えをだしてくれるのが三浦清商店さんなのです!
私どもがこの色を表現したかった理由は春になるといつもより華やかな色合いが多くなる中その色合いを派手に魅せず 落ち着かせるでも!春の華やかさはキープできる色調には当時もそうですが“くすみ”が重要であり!3色ともすこしづつ微調整し華やかさを感じなら“くすみ”を持たせる染めを行う事で当時の控えめな華やかさを再現できました!
品質-quality-
生地は京都丹後産の中でも上質クラスの生地を織られる、京都 丹後の岩滝地区で織られた シボの細かな縮緬地を使用。
多くのお客様から「少し張りのある生地が締めやすい」とのお言葉を頂いており、丹後産上質クラスの張りある生地質は形がキープしやすく、
また“シボの細かい”生地には染料が繊維の奥まで染み渡っていくので色みの表現をよりしっかりと伝えることができる・・その二つの理由からこちらの生地を選んでおります!
【サイズ】
長さ:約170cm 幅:約29cm
【品質】絹
【合わせるお着物】
付け下げ・無地・小紋・御召・紬
【合わせる帯】
西陣織・博多帯・塩瀬帯・縮緬帯・紬帯
【季節】 春秋冬