複数の蒸溜所で同じブランド名の商品を製造
シングルトンは、世界的酒造メーカーのディアジオ社が手がけるシングルモルトウイスキーです。
「シングルトン」は、もともとはスペイサイドのオスロスク蒸溜所で製造されていた銘柄で、「オスロスク(Auchroisk)」は「赤い流れを渡る浅瀬」という意味のゲール語です。
ゲール語に馴染みのない人にとっては発音が難しいため、「シングルトン」という名でリリースされました。
「シングルトン」スコットランドに点在する3つの蒸留所、ダフタウン、グレンオード、グレンデュランによって生み出されるシングルモルトウイスキーのブランドで、それぞれ異なる地域と気候、製法から独自の個性を持ちながらも、“飲みやすさと芳醇さ”という共通の哲学のもとに造られています。
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ダフタウン蒸留所 ダフタウン蒸溜所は、工場としてスタートしたダフタウンにある数多くの蒸溜所のひとつで、1896年にすでにブレア・アソールを所有していたブレンディング会社マッケンジー&カンパニー所有の蒸溜所としてウイスキーの生産を開始しました。 1933年にアーサー・ベル&サンズ社の傘下に入り、その後ベル社はギネス社に買収され、2年後にはディアジオ社が設立されました。 原酒の98%がプレンド用としての出荷となっており、オフィシャルボトルの現行品は「シングルトン」シリーズだけです。 |
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グレンオード蒸留所 「シングルトン・オブ・グレンオード」はインヴァネスの北北西20kmにあるグレンオード蒸留所でつくられます。 創業は1838年。大麦の産地であったことから密造が盛んに行われていました。 かつてはオーナーが代わる度に蒸留所の名前が変わりましたが、現在はグレンオードで統一されています。 ユナイテッド・ディスタラーズ社がドラムと呼ばれる巨大な装置による製麦や蒸気蒸留方式による蒸留を試した蒸留所としても知られています。 |
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グレンデュラン蒸溜所 グレンデュラン蒸溜所は1897年にアバディーンのブレンダー兼ブローカーであるウィリアム・ウィリアムズによって建設され、近隣のグレンフィディックと独占契約を結んでいましたが、ウィリアムズがグリーンリーズ・ブラザーズと合併し、1925年にDCLに吸収されました。 現在はブレンド用の原酒と、「シングルトン・オブ・グレンデュラン」ブランドの原酒を供給しています。 |
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12 YEARS OLD シングルトン オブ ダフタウン 12年 |
シングルトンは輸出する国ごとに銘柄が違います。 アジア向けに発売された『グレンオード』 北米向けには『グレンダラン』 そしてヨーロッパ向けにリリースされた『ダフタウン』です。 |
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穀物や麦甘さ、バタートースト、木屑、乾草とクルミの香り。 オイリーで、豊富な果物の余韻が残る。 |
生産者 | ダフタウン蒸留所 |
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生産地 | イギリス/スコットランド |
タイプ | シングルモルト・ウイスキー |
原材料 | モルト |
内容量 | 700ml |
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度数 | 40.00度 |