

モルトとグレーンウイスキーを仕込みから一貫して行う世界でも稀な蒸溜所
富士御殿場蒸溜所は、英国シーバスブラザーズ社、JEシーグラム(米、当時)、そしてキリンビールの3社合弁のキリン・シーグラム社によって1973年に創業しました。
ウイスキーの蒸留技術を国境を超えて結集し、これまでの常識にとらわれない「日本の風土や食文化に合ったウイスキー」を造り出していこうという3社の想いが結実し、新たなウイスキー造りが富士御殿場で始まりました。1973年の操業開始以来、今もその想いは受け継がれています。
ロバートブラウンをはじめとするウイスキー、ブランデー、ジン、ウォッカなどを製造しており、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの仕込みからボトリングまでを一貫して行う世界でもあまり類を見ない蒸溜所です。
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蒸溜所が追求するクリーン&エステリー 富士御殿場蒸溜所が理想としているウイスキーは「クリーン&エステリー」という香味を表現する言葉に集約されます。 富士御殿場蒸溜所が1973年の創業開始当初から目指したのは、日本の風土や食文化に合うウイスキーでした。 それは、ウイスキーの特長がしっかりと感じられながらも調和が取れていて、まろやかな味わいが心地良いウイスキー。 こうした清らかな味わいとフルーティで華やかな香りを「クリーン&エステリー」という言葉で表現しています。 【クリーン】雑味がなく、澄んだ香りとまろやかな口当たり。 【エステリー】フルーティで華やかな深い香味。 |
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上質なウイスキーが生まれる理想郷 ウイスキーの味わいは生まれ育った風土に大きく左右されます。 富士御殿場蒸溜所が目指すウイスキー「クリーン&エステリー」のために必要な条件は、良質な水を豊富に得られること、そして冷涼・湿潤な気候できれいな空気に恵まれていること。 富士御殿場蒸溜所には、約50年の歳月をかけて大地に磨かれた富士の伏流水、年間平均気温13℃の冷涼な気候と一年を通して立ち込める霧による高い湿度、雄大な富士の裾野の森林に浄化された空気があります。それはまさに理想としたウイスキー造りのための自然からの贈り物。 富士の豊かな大自然は蒸溜所が生み出すウイスキーにおいしさの恵みを与え続けています。 |
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多彩な原酒造りにより広がるウイスキーの可能性 創業開始当初から富士御殿場蒸溜所が理想のウイスキー造りのためにこだわり続けているのは、多彩なウイスキー原酒をつくり分けることによってお客様の嗜好に合った製品をつくること。 原料や製法・設備も違うモルトウイスキーとグレーンウイスキーの全くタイプの異なるウイスキーをひとつの蒸溜所で製造するのは世界でもあまり類を見ない製造方針です。 多彩なウイスキー原酒をつくることは「ウイスキーの可能性を、ブレンドの可能性を広げたい」という富士御殿場蒸溜所のウイスキー造りにかける理想・理念・こだわり・情熱を表しているのです。 |
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理想的な環境による熟成が育む原酒の個性 海抜620mに位置する富士御殿場蒸溜所の年間の平均気温は13℃、平均湿度は80%以上。霧に覆われることも少なくない高地ならではの冷涼で湿潤な気候風土が、ウイスキー造りのカギとなります。 冷涼な気候が原酒の熟成をゆっくりと進行させる一方で、湿度の高さは過度な蒸散を抑えるとともに、より繊細で複雑な香味を育みます。 20年、30年先の原酒に思いを馳せて詰められた「ジャパニーズウイスキー富士」となる蒸留液は、理想的な環境の中でゆっくりと時間をかけて熟成され、原酒それぞれの特長が育まれてゆくのです。 豊かな伏流水に加え、これらの恵まれた気候条件も、この地をウイスキーの理想郷にしているのです。 |
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オーシャン ラッキー ゴールド |

| 富士御殿場蒸溜所で熟成した原酒を中心にブレンドした、熟成感のある華やかな香りと飲みごたえのある味わいが特長の大容量ウイスキー。 ハイボールとの相性を考えて造られており、炭酸水の刺激に負けない、しっかりとしたウイスキーの味わいが残ることを念頭にブレンダーが香味を設計しています。 |
| 生産者 | キリン |
|---|---|
| 生産地 | 日本/静岡県 |
| タイプ | ブレンデッドウイスキー |
| 原材料 | モルト、グレーン、スピリッツ |
| 内容量 | 4000ml |
|---|---|
| 度数 | 37.00度 |