ボルドー・サンテステフの3級格付けの有名シャトー、カロン・セギュール。
18世紀、とりわけこのシャトーを有名にしたのが「葡萄畑の王子」とも呼ばれたセギュール公爵です。
それまで、「サンテステフ・ド・カロン」と呼ばれていたこの畑を、結婚を機に所有しました。
当時ラフィット、ラトゥール、ムートンなど、既に名声を博していた偉大なシャトーを所有していましたが、無名に近かったカロンの畑をこよなく愛しました。
「数あるシャトーを所有すれど、我が心はカロンにあり」とはセギュール伯爵の名言で、それにちなんで伯爵の名前とハートマークが、このワインに付けられました。
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カロン・セギュールの有名なハートのラベルの逸話からこのワインは「世の中には、すばらしい女性がたくさんいるけれど僕の心には君だけしかいない」という意味を込めて、恋人達に愛されています。 1960年代以降はスランプが続いていましたが、1990年代以降、オーナーであるマダム・ガスクトンによってかつてのクオリティを取り戻してきており、今では最も買い得なシャトーとも言われています。 マダムの信念は「賞を取れるワインを造ることではなく、偉大なワインを愛してくださる消費者の方々に、飲んで楽しめるものを贈ること」。 |
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ル マルキ ド カロン セギュール |
メドック格付第3級、いわずと知れたハートラベルが有名な人気のカロン・セギュールが手掛けるセカンドワイン。 ル・マルキ・ド・カロン・セギュールは、ファーストと比べてメルローの比率を高く設定して造りあげた、ファーストと異なるスタイルを表現したワイン。 ブドウは手摘みで収穫され畑で初回選果の後、振動機能つき除梗機および手作業用選果テーブルを使用して2回目の選果が行われます。 フレンチオーク樽(新樽30%)を使用して17ヶ月熟成されます。 畑の区画は異なるものの醸造工程はファーストワインと同様に造られ、グラン・ヴァンを思わせるエレガンスを醸し出すと同時に若いうちから楽しめる親しみやすいスタイルに仕上がっています。 |
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ダークベリーやプラムの黒い果実の香りに、スミレやライラックを思わせるフローラル香とハーブのニュアンスが重なります。 芳醇で凝縮感のある果実味に上質なタンニンと程よい酸が調和、ミネラルの要素も感じられるエレガントな味わい。 |
![]() ■ジェブ・ダナック/93点獲得(VT2021) |
生産者 | シャトー・カロン・セギュール |
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生産地 | フランス/ボルドー/サン・テステフ |
生産年 | 2021年 |
品 種 | メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン |
テイスト | 辛口 |
タイプ | 赤 / フルボディ |
内容量 | 750ml |
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土 壌 | 砂利、鉄分を含有する石灰岩 |
醸 造 | フレンチオーク樽(新樽30%)で17ヶ月熟成 |
提供温度 | 16-18℃ |