“フランス王室の庭園”と呼ばれるロワール地方は、かつて王室の避暑地として栄え、フランスの宮廷文化が華開きました。歴代の国王の居城であったアンボワーズ城やジャンヌ・ダルクゆかりのシノン城、フランス・ルネッサンス様式の最高傑作と言われるシャンボール城等、歴史の舞台にもなったブルボン朝期の古城が今も点在します。とりわけペネ家のあるトゥーレーヌ地区は王室のための美食文化と共に優れたワイン文化が発展してきた地として知られています。
世界中に優れたワインがある中、フランス北部に位置する冷涼なロワール地方は“トロピカルな果実味豊かで重厚なスタイル”というよりも“デリケートな果実味と豊かな酸味、上品な爽やかさを持つスタイル”のワインが造られる注目の産地です。代々の王公貴族が美食のお供に指名してきた、まさに繊細でフランスらしいエレガントなワインが生み出されます。
現当主フレデリック氏は、冷涼な気候を持ち、フランスが誇る“洗練された高い食文化とワイン”が発展してきたトゥーレーヌの地に惹かれ、地元名産の食材と究極にマッチする優れたワインを生み出してきました。無農薬農法で限りなく自然に育てられた葡萄から造られるワインはエレガントな酸やミネラル、心地よい余韻を持ち、本格的な美食からシンプルな家庭料理まで幅広くマッチします。とりわけ地元名産のアスパラや高級茸との相性は抜群です。
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英国王室をもてなすシャンボール城での晩餐会で振舞われた、格式高く由緒正しいロワール地方トゥーレーヌ地区のトップ・ドメーヌ ペネ家は典雅なシャトーが点在する田園地帯トゥーレーヌ地区の小さな村に30haほどの畑を所有しています。その歴史は長く、1884年に代々伯爵家が所有していた美しいシャトーを購入し葡萄栽培を始めたことに遡ります。 現在、娘のアン・ソフィーと夫のフレデリック氏が当主としてワイン造りを担っています。 90年代にはシャンボール城でのチャールズ英国皇太子(当時)をもてなす晩餐会で、同家の「クレマン・ド・ロワール」が指名されるなど、格式高いワインを造る由緒正しきドメーヌとして知られます。 |
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ルソーやヴォギュエ等、著名ドメーヌを世界に広めたクルティエ仲介人を父に持つ、ブルゴーニュ出身のフレデリック氏が醸す自然派ワイン 当主のフレデリック氏は、美食と優れたワインが生まれるこの地に惹かれ、妻の実家を継承しました。 ブルゴーニュの銘醸特級ワインを醸す技量と美学を持つフレデリック氏の造るワインは、エレガントな酸やミネラルと心地よい余韻を持つ、洗練されたブルゴーニュワインを彷彿とさせます。 栽培は完全な無農薬農法に切り替え、積極的にサスティナブルで自然なワイン造りに取り組んでいます。 2020年に農業事業者を対象とした環境認証では最高レべルの認証“HVE(環境価値重視認証)”のレベル3を取得しました。 |
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最高峰の食文化を持つトゥーレーヌ地区。地元名産のアスパラや高級茸を使った美食はもちろんシンプルな家庭料理にもに寄り添う上品で華やかな味わい トゥーレーヌ地区はロワール河に近い沖積世土壌やドーバー海峡から続く真っ白な石灰岩を持つ斜面部など多様なテロワールが特徴で、美食に欠かせない豊かな食材やワインを育んできました。 ペネ家が造るワインはトゥーレーヌの個性が存分に引き出され、地元の食材やチーズにもよく合います。特にトゥーレーヌ名産のアスパラや高級茸(モリーユ、ジロール)等との相性は抜群です。 美食のシーンに欠かせない“ガストロノミック・ワイン”として地元の高級レストランや上質なビストロの定番となっている他、日本のビストロ・和食店でも欠かせない存在となっています。 また、その上品な酸味と華やかな香りから、シンプルな家庭料理にも寄り添ってくれるマルチユースの1本です。 |
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TOURAINE Sauvignon Blanc ドメーヌ ジャン マリー ペネ トゥーレーヌ ソーヴィニヨン ブラン |
ロワール地方、トゥーレーヌの小さな村に30haほどの畑を所有する名門ペネ家を代表する1本がこのソーヴィニヨン・ブラン。90年代にはシャンボール城での英国王室をもてなす晩餐会で指名される等、格式高いワインを造るペネ家自慢の看板ワインです。 トゥーレーヌ地区の土壌は沖積世土壌や砂地の丘や石灰岩の斜面部等の多様な性質を持ち、美食に欠かせない豊かな食材やワインを育んできました。世界中には幾多のソーヴィニヨン・ブランの銘酒がありますが、カリフォルニアやチリ、ニュージーランド等では“トロピカルでフルーティーな重厚なスタイル”が多いのに対し、フランス北部の冷涼なトゥーレーヌでは“美しい酸味とデリケートな果実味を持つ華やかで気品のあるスタイル”のワインとなります。 葡萄の個性を存分に引き出したペネ家のワインは地元名産のアスパラや高級茸との相性が抜群で、素材の美味しさをより一層引き立てます。 まさに、フランスの王侯貴族が愛してきた美食シーンに欠かせないワンランク上の上品で気品のある典雅なソーヴィニヨン・ブランですが、その豊かな酸味と果実味からシンプルな家庭料理にも寄り添うマルチユースな1本です。 |
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摘み立てのフレッシュハーブに、柑橘系の爽やかな香りが広がる。ピーチなど熟した白系果実のふくらみのある味わいに、冷涼な気候ならではの美しい酸がバランスを取り、ソーヴィニヨンらしい華やかな香りと共に心地よい余韻へと続く。 |
生産者 | ドメーヌ ジャン マリー ペネ |
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生産地 | フランス/ロワール地方 |
生産年 | 2023年 |
品 種 | ソーヴィニヨン・ブラン100% |
テイスト | 辛口 |
タイプ | 白 / ミディアムボディ |
内容量 | 750ml |
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土 壌 | アルジロ・カルケール(粘土石灰土壌) |
醸 造 | 手摘み収穫。12時間スキンコンタクト。ステンレスタンクで18℃で15日間醗酵、22℃まで自然に温度を上げ、タンクで3〜4ヵ月熟成 |
提供温度 | 6-8℃ |
合うお料理 | ホワイトアスパラのオランデーズソース、キノコのマリネ、大葉の天ぷら、白身魚のお刺身(わさび醤油)など |