天然山菜 フキノトウ 50g程度 豪雪地域の新春の味覚と親しまれる天然もの 秋田県産

北秋田の澄んだ空気と清らかな雪解け水が育む天然のフキノトウ。その繊細なほろ苦さと爽やかな香りは、まさに新春の訪れを感じさせます。
厳しい冬の間でも、雪間から顔を出す天然のフキノトウは、自然の力強さと優しさをそのまま食卓にお届けします。
雪解けを迎えると本格的な旬になりますが、冬の間のフキノトウは香りも香ばしく味も濃いですね。

東北山間部ではおせち料理にも良く利用されております。
おせち料理の一品として加えることで、甘みや旨味が多い伝統的な料理の中に、ほろ苦さというアクセントを与えます。
日本の四季を感じる贅沢なおせちにぴったりの一品です。

【特徴】

  1. 雪の中で芽吹く力強さ
    秋田県のような雪深い地域では、フキノトウは雪の中から芽を出します。厳しい寒さに耐えながら芽吹くため、味や香りが濃厚で、他の季節に採れるものに比べて風味が強いのが特徴です。

  2. ほろ苦さと芳香
    冬の天然フキノトウは独特のほろ苦さがあり、これが春の訪れを感じさせる一因となっています。採れたては特に香りが強く、料理にすると香りが際立ちます。

  3. 食用としての用途
    天ぷら、ふき味噌、和え物など、幅広い調理法で楽しまれます。ほろ苦さと香りは脂っこい料理とも相性が良く、冬の食卓に彩りを添えます。


【栄養価】

フキノトウは低カロリーながら、健康に役立つ栄養素を多く含んでいます。

  1. ビタミン類
    • ビタミンE: 抗酸化作用があり、細胞の老化防止や免疫力の向上に役立ちます。
    • ビタミンK: 血液凝固を助ける働きがあり、骨の健康維持にも寄与します。
  2. 食物繊維
    腸内環境を整え、便秘の予防や改善に効果的です。

  3. ポリフェノール類
    抗酸化作用が高く、生活習慣病の予防やアンチエイジングに貢献します。

  4. 苦味成分(アルカロイド類)
    フキノトウ独特の苦味には、胃腸の働きを活性化し、食欲を増進させる効果があります。

  5. カリウム
    体内の余分な塩分を排出し、血圧の調整に役立つミネラルです。


注意点

天然のフキノトウには少量のピロリジジンアルカロイド(PA)という成分が含まれており、大量摂取は健康に影響を与える可能性があります。しかし、適量であれば問題はなく、下茹でや調理によって成分を減らすことができます。

秋田県の冬の風物詩であるフキノトウは、その風味と栄養価から地元の人々に親しまれています。調理の工夫をしながら、季節の恵みを楽しむことができます。


【保存方法】

    フキノトウは鮮度が落ちやすいため、収穫後や購入後はできるだけ早く調理するのがおすすめですが、適切な保存方法を行えば鮮度を保ちながら長期間楽しむことができます。


  1. 冷蔵保存

    フキノトウを短期間保存する場合(2〜3日程度)

    • 方法:
      1. 新鮮なフキノトウを流水で軽く洗い、土や汚れを落とします。
      2. キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取ります。
      3. ラップに1〜2個ずつ包むか、保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れます。
    • ポイント:
      冷気に当たると傷みやすいので、乾燥を防ぐことが重要です。濡れたままだとカビが生えやすいので注意しましょう。

  2. 冷凍保存

    長期間保存したい場合(1か月程度)

    • 方法:
      1. 下処理として、フキノトウを軽く茹でる(沸騰した湯で30秒〜1分程度)。茹でることでアクを抜き、苦味が和らぎます。
      2. 茹でた後、冷水にさらして粗熱を取ります。
      3. 水気をしっかり切り、1〜2個ずつラップで包むか、保存袋に入れて冷凍します。
    • 解凍方法:
      自然解凍や、凍ったまま天ぷらや炒め物に使用できます。

  3. フキノトウ味噌や佃煮に加工

    保存性を高めるために調理してから保存する方法

    • フキノトウ味噌:
      みじん切りにしたフキノトウを味噌、みりん、砂糖で煮詰めて保存食にします。冷蔵庫で2週間ほど保存可能です。
    • 佃煮:
      醤油やみりんで煮詰めた佃煮にすると、冷蔵庫で1週間〜10日程度保存できます。

  4. 塩漬け保存

    フキノトウを塩漬けにして保存する方法もおすすめです。

    • 方法:
      1. フキノトウを軽く茹でてから、水気を切ります。
      2. フキノトウと塩を交互に重ねて密閉容器に詰め、冷蔵庫で保存します。
      3. 必要なときに塩抜きをして使用します。
    • 保存期間:
      冷蔵庫で1か月程度。

  5. 乾燥保存

    風味を損なわずに保存する方法

    • 方法:
      1. フキノトウを薄くスライスし、天日干しや食品乾燥機で完全に乾燥させます。
      2. 保存袋に入れ、湿気を避けて冷暗所に保管します。
    • 使い方:
      必要な分だけ水で戻し、味噌汁や煮物などに使用します。

保存の注意点

  • 新鮮なうちに保存することが重要です。時間が経つと香りや風味が失われやすくなります。
  • 保存中に変色したり、異臭がする場合は使用を避けてください。

これらの方法を使えば、フキノトウの旬の味わいを長く楽しむことができます。


山菜の一番星〜秋田の雪山で採れた、天然のフキノトウ

☆シンプルレシピ☆-フキノトウの天ぷら

材料
フキノトウ 5〜6個
油 適宜

衣:
卵 1個
小麦粉(薄力粉) 100g
冷水 150cc
作り方
1. ボウルに卵と冷水を入れ、混ぜます。
2. 1に小麦粉を入れ、混ぜます。(混ぜすぎると上手に揚がらないので、ダマが残る程度に)
3. フキノトウに衣をつけ、170℃前後の油で揚げます。