天然きのこ フユヤマタケ(冬山茸) １００ｇ程度 ぬめりのある食感と風味！鍋物や炒め物に最適 秋田県産

【特徴】

1. 外観
   • 傘は直径3〜8cm程度で、最初は丸みを帯び、成長すると平らになります。色は黄色がかった褐色や赤褐色。
   • 傘の表面はぬめりがあり、湿ったときには光沢があります。
   • 柄（軸）は比較的細く、黄色から褐色で、下部はやや暗色になります。
2. 生育環境
   • 主に広葉樹や針葉樹の倒木や切り株に発生します。
   • 山間部や森林で見られることが多く、比較的低温に強いのが特徴です。
3. 毒性
   • フユヤマタケそのものは食用とされていますが、似た毒きのこがあるため注意が必要です。
   • 例：毒性のある「ツキヨタケ」や「ニガクリタケ」との誤認。
4. 味と食感
   • 風味が良く、柔らかい食感が特徴で、煮物や鍋物、炒め物に適しています。

【栄養価】

フユヤマタケは、他のきのこと同様に低カロリーで栄養価が高い食品です。

1. 主な栄養素
   • 食物繊維
     消化を助け、腸内環境を整える。
   • ビタミンD
     骨の健康をサポートし、免疫力を高めます（特に天日干しにすると増加）。
   • カリウム
     体内のナトリウムバランスを調整し、むくみを予防します。
   • アミノ酸
     良質なタンパク質の一部として体の修復や成長に寄与。
2. 抗酸化成分
   • 多くのきのこ同様、ポリフェノールやエルゴチオネインといった抗酸化成分を含み、細胞の老化防止や免疫機能の改善が期待されます。
3. カロリー
   • 100gあたり約20〜30kcalと低カロリーで、ダイエットにも適しています。

注意点

• 野生のフユヤマタケを採取する際は、きのこに詳しい専門家の確認を受けることが重要です。
• 誤食による中毒を防ぐため、類似種との区別を慎重に行いましょう。

【保存方法】

1. 冷蔵保存
   • 方法：きのこを軽く汚れを拭き取り、ポリ袋や保存容器に入れる。袋は軽く口を開けて通気性を確保する。
   • 保存期間：2〜3日程度。できるだけ早く食べるのがおすすめです。
2. 冷凍保存
   • 方法：
     1. 下処理（汚れを取り除き、食べやすい大きさに切る）。
     2. 必要に応じて軽く茹でて（約1分）水気を切る。
     3. 冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫へ。
   • 保存期間：1か月程度。

   冷凍すると風味が多少落ちますが、スープや炒め物に利用できます。

3. 乾燥保存（長期保存向け）
   • 方法：
     1. 傘や軸を薄く切り、日当たりの良い場所で天日干しする。
     2. 完全に乾燥したら、密閉容器やジップ付き袋に入れ、湿気の少ない場所に保管する。
   • 保存期間：6か月以上。
     使用時は水で戻してから調理します。

• ポイント

保存前に水洗いを避け、調理時に洗うようにすると傷みにくくなります。