天然きのこ エノキダケ(榎茸) 300g程度 濃厚な香りや風味と歯応えが本物のエノキ 秋田県産

天然エノキダケは栽培種と比べて香りや風味が濃厚で、歯応えが良いため料理での存在感があります。
また、自然の中で育ったきのこは栄養価がさらに高いと言われています。鍋物、炒め物、和え物など、幅広い料理で使用できます。

【特徴】

  1. 外観

    • 細長い柄と小さな傘が特徴の白や淡茶色の栽培えのきと異なり、天然のエノキダケはカサも大きく色が濃い茶色です。
    • 天然のエノキダケは束になりません。独特のヌメリがあります。
  2. 生育環境

    • 天然のエノキダケは主に冬に育ちます。
    • 落葉広葉樹(特にエノキの木)の倒木や枯れ木の上で生育します。
    • 冷涼な気候を好みます。
  3. 味と食感

    • 天然エノキダケは栽培種よりも歯応えが強く、風味が濃厚です。
    • 加熱すると旨味が引き立ち、鍋物や味噌汁などの料理によく使われます。

【栄養価】

エノキダケは低カロリーでありながら、さまざまな栄養素を含む健康的な食材です。以下が主な栄養素とその効果です:

  1. ビタミンB群

    • エノキダケにはビタミンB1、B2、B3(ナイアシン)などが含まれています。これらはエネルギー代謝をサポートし、疲労回復やストレス軽減に役立ちます。
  2. 食物繊維

    • 豊富な食物繊維を含み、腸内環境を整える効果があります。便秘予防や血糖値の安定に寄与します。
  3. カリウム

    • ナトリウムの排出を促進し、血圧を調整する働きがあります。
  4. 抗酸化成分(エルゴチオネイン)

    • 天然の抗酸化物質であるエルゴチオネインを多く含んでおり、細胞の酸化ストレスを軽減する効果があります。アンチエイジングや免疫力向上に貢献します。
  5. タンパク質とアミノ酸

    • エノキダケには植物性タンパク質が含まれ、必須アミノ酸も含まれています。筋肉維持や体力向上に役立ちます。
  6. 低脂肪・低カロリー

    • 100gあたり約22kcal程度と非常に低カロリーで、ダイエットにも適しています。

【保存方法】

天然のエノキダケは、栽培エノキダケとヌメリがあり、風味が濃いのが特徴ですが、採取後は早めに適切に保存することが重要です。以下は、天然エノキダケの保存方法について説明します。

  1. 冷蔵保存(短期間保存向け)

    天然エノキダケは採取後すぐに鮮度が落ちやすいため、冷蔵保存は短期間に適しています。

    手順:
    1. 汚れを落とす

      • 採取した天然エノキダケの土やゴミを、柔らかいブラシや湿らせた布で優しく拭き取ります。
      • 水洗いはカビが生える原因になるため避けるか、使う直前に行います。
    2. 乾燥を防ぐ

      • 少し湿らせたキッチンペーパーでエノキダケを包み、密閉袋やタッパーに入れます。
    3. 冷蔵庫の野菜室に保管

      • 野菜室が適しています。温度は5℃前後が目安です。
    保存期間:
    • 3〜5日程度が限界です。採取後はなるべく早めに食べるようにしましょう。

  2. 冷凍保存(長期間保存向け)

    天然エノキダケは冷凍保存することで、風味を保ちながら長期保存が可能です。

    手順:
    1. 根元を切り落とす

      • 汚れた根元を切り落とし、食べやすい長さに切り分けます。
    2. ほぐして保存袋に入れる

      • 手で軽くほぐし、1回分ずつ冷凍用保存袋に入れます。
      • 空気をしっかり抜いて密閉します。
    3. 冷凍庫に入れる

      • 冷凍庫で保存します。冷凍すると食感が少し変わりますが、加熱調理すれば問題なく使えます。
    保存期間:
    • 1ヶ月程度。ただし、長期保存すると風味がやや落ちるため、早めに使うと良いでしょう。
    使用方法:
    • 凍ったままスープや炒め物に加えて調理可能です。

  3. 乾燥保存(風味を活かす方法)

    天然エノキダケを乾燥させることで、さらに長期間保存が可能になります。乾燥させることで旨味が凝縮し、出汁や料理に活用できます。

    手順:
    1. きのこを薄く切る

      • そのままでも良いですが、薄くスライスすると乾燥が早く進みます。
    2. 天日干しまたは乾燥機を使用

      • 天気の良い日に風通しの良い場所で2〜3日天日干しします。
      • または、フードドライヤーを使用して完全に乾燥させます。
    3. 密閉容器で保存

      • 乾燥後、密閉容器や乾燥剤付きの袋に入れ、冷暗所で保管します。
    保存期間:
    • 6ヶ月〜1年程度保存可能。
    使用方法:
    • スープや煮物に加える際、水で戻さずそのまま使えます。
    • 必要に応じて、水に浸して柔らかくしてから調理します。

  4. 4. 酢漬けや塩漬け(保存食として活用)

    天然エノキダケを酢漬けや塩漬けにすることで、保存性を高める方法もあります。

    手順(酢漬けの場合):

    1. きのこを軽く茹でる

      • 2〜3分ほど茹でてアクを抜きます。
    2. 調味液を準備する

      • 酢、砂糖、塩をお好みで混ぜて調味液を作ります。
    3. 瓶やタッパーに漬ける

      • エノキダケを調味液に漬け込み、冷蔵庫で保存します。
    保存期間:
    • 1週間〜10日程度

  5. 保存時の注意点
    • カビや腐敗に注意: 保存中にカビが生えたり異臭がした場合は、食べずに廃棄してください。
    • 水分管理が大事: 水気が多いと傷みやすいため、乾燥させすぎず適度な湿度を保つことがポイントです。
    • 有毒きのことの混同に注意: 採取したきのこがエノキダケかどうか確実に確認してください。

天然エノキダケは風味が豊かで栄養価も高いので、適切に保存して美味しくいただきましょう!