ハイエンド≠フルサイズ
フォノイコライザーは微弱な信号を扱うという特性から、外来ノイズの影響を大きく受ける傾向にあります。
ノイズの影響を受けないためには、アナログプレイヤーの近くに設置するのがいちばんの解決策です。
現在一般的なフルサイズの筐体では、設置場所を選ぶということができません。
micro iPhono 3 BLは 158 x 58 x 28 mmという筆箱サイズの筐体にiFi独自の技術を凝縮しており、
ハイエンドの性能を機器の設置に煩わせることなく実現しています。
カートリッジ/レコードの真価を発揮する多種多様な設定項目
MC/MMカートリッジの特性は様々であり、MC/MMと一口に言っても、適正な負荷抵抗/負荷容量/ゲインはカートリッジ一つ一つで異なります。
また、レコードは製造年代/過程によっては、RIAAカーブ以外のEQカーブでカッティングされていたり、
RIAAカーブでも再生想定のEQカーブが 異なっていたりする場合があります。
例えば、RIAAカーブが全世界的に浸透したのは1970年代中〜後期になってからです。
また、RIAAカーブは、オリジナルのRIAAカーブから、低域ローカットを再生前提としたIEC(RIAA-IEC)カーブ、
ノイマン製カッティングマシンの特性を加味したeRIAAカーブがあります。
micro iPhono 3 BLは以下の多種多様な設定により、どのようなカートリッジでもレコードでも真価を引き出すことができるのです。
・負荷抵抗(MCカートリッジ用) 8段階: 22,33,75,100,250,330,1k,47kΩ
・負荷容量(MMカートリッジ用) 5段階: 100p, 200p, 300p, 400p, 500pf
・ゲイン4段階:(MM)36,48dB、(MC)60,72dB
・EQカーブ 6種:RIAA、Columbia、DECCA=FFRR、eRIAA、IEC(RIAA-IEC)、eRIAA+IEC
オーディオグレードパーツの採用
前機種micro iPhono 2で採用したiFi独自機能、
真空管回路の魅力的な音の鍵となる特性を超低歪みで維持しながら獲得するソリッドステート回路「ClassA TubeState」、
DCに至るまで増幅するためのダイレクト・カップリング方式をDCサーボなしに実現した「DirectDrive Servoless」をそのままに、
micro iPhono 3 BLではオーディオグレードのパーツで回路を刷新しています。