(お取り寄せ:受注生産) XIAudio SagraDAC 2 ヘッドホンアンプ DACアンプ DSD イレブンオーディオ 高音質

■XIAudio　SagraDAC 2■

▼製品情報

SagraDACの名前は、スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア(Sagrada Fam?lia)に由来しています。XI AUDIOの主任設計者である Michel Xiaoはサグラダ・ファミリアを初めて見たとき、あまりの感動に地面に座り込み、いつか同じような感動を与えられる製品を作ると心に刻んだのです。R-2R DAC搭載の SagraDACは最大級の音楽の感動を届ける製品として 2019年3月に発売をいたしました。

そして、4年の歳月を経て、より操作しやすくなった SagraDAC 2が満を持して発売となります。SagraDAC 2は、SagraDAC をベースにデジタルボリュームコントロールノブとリモートコントロールを追加し、より多くの機能的なアプリケーションを提供することを目指しています。特筆すべきは、これらの機能を加えながらもSagraDAC 2の音響性能は初代SagraDACと全く同じなのです。

▼特徴

・DSP/DA 変換、入出力部は SagraDAC から継承
・PCM384kHz/24bit, DSD256 対応
・スイッチング電源の採用

・使い勝手と音質の両面で有用な各種機能の搭載：
-デジタルフィルター切替
-デジタルボリューム
-S/PDIF Blade 機能
-リモコン

▼対応する入力部 / フォーマット

・USB（384kHz/24bit, DSD256）
・I2S-HDMI（384kHz/24bit, DSD256）
・AES/EBU（384kHz/24bit, DSD256）
・S/PDIF（RCA 同軸・アイソレータ内蔵）（192kHz/24bit）
・S/PDIF（BNC）（192kHz/24bit）
・S/PDIF（光角）（192kHz/24bit）

▼音質をそのままにより使いやすく

SagraDAC の仕様をそのままに、ボリュームコントロールノブを搭載し、後段機器との使いがってが向上しました。さらに、このコントロールノブを使用し、S/PDIF Blade 機能、デジタルフィルターの切り替え、スタンバイモード操作など、多くの機能を追加しました。さらに、リモートコントローラーを新たに付属し、様々な操作をお手元で簡単に行う事が可能となりました。
※S/PDIF Blade 機能のみ本体での操作となります。

▼現代版R-2Rテクノロジー

SagraDACから変わらず、本製品の根幹をなすDAC部は、独自の最先端ディスクリートR-2Rサイン・マグニチュード・テクノロジーをベースにしています。プログラミング可能な大型ロジック・チップですべてのデジタル処理を行い、非常に高精度な薄膜抵抗を多数使用してDA変換を行うのです。

SagraDAC 2に搭載されているのは、Soekris社製サイン・マグニチュード27bit精度仕様の特注R-2R DACモジュールです。各デジタル信号は製品内で変換処理を経て、216 個の0.0012%超高精度抵抗による 27bit 精度の R-2R 部を通って出力されます。シグナルプロセスが単純ではないことに驚くかもしれません。R-2Rの仕組み自体は昔から使われていた原理的なものですが、そのメリットを最大限享受するためには高精度なアップサンプリングが欠かせないのです。

今回もSagraDAC 2が2.8MHz/3.1MHzといった往年のDACチップから更に4倍も高いサンプリングレートを達成できるのは、技術の進歩、そして各パーツの高精度化の恩恵を最大限生かしているからです。特にFIRアップサンプリングといった計算が集積する演算を行う場合、信号のビット深度と同じ精度で演算を行ってしまうと演算結果の丸めが起きてしまい、誤差が増大し、精度が極端に落ちてしまいます。演算による精度の低下を避けるために、FPGAによるSagraDAC 2のアップサンプリング処理は67bit精度で行われます。

また、R-2R部はシングルエンド構成であり、そのまま出力するアンバランス RCA出力と、バッファー回路を通したバランスXLR出力の2系統を搭載しています。

▼S/PDIF Blade機能

SagraDAC 2のS/PDIF RCA2, S/PDIF BNC入力には、S/PDIFデジタル信号の0/1認識における閾値を変えることで、接続の安定性並びに音質向上を図った機能、S/PDIF Blade機能が搭載されています。

CDトランスポートとDACなど製品の組み合わせによってはロックが安定せず、期待通りの音質にならない場合があります。それはS/PDIF送信電圧と受信電圧のマッチングが取れていないため、不安定になっていることが考えられます。そういった時に、SagraDAC 2はS/PDIF受信電圧の閾値を切り替えることで、デジタルソース機器とのマッチングを取り、あらゆる状況でも真価を発揮することのできるDACとなっています。

▼Amanero社製 特注USBインタフェース

Amanero社の代理店でもあるXIAUDIOは同USBインタフェースの扱いを熟知しています。SagraDAC 2にはAmanero社にSagraDAC 専用仕様として特注したUSBインタフェースが搭載されています。

▼特注トランスによるディスクリート電源回路

信号を生み出す大元となる電源回路にはXIAUDIOが培ってきたアンプの設計概念を生かしたディスクリート仕様となっています。SagraDAC 2の構成では全部で9系統の電源が必要になるのですが、相互の干渉を避けるために、9つ全ての系統を独立させて電源供給しています。この電源部には電源はMOS-FETとBJTの両方を採用しております。これは、それぞれに最適動作域の違い、ひいては音質の違いがあり、両方の良さを生かすため各々に最良の配置となっています。