那覇で発見された「山下洞人」の化石人骨は、何と3万2000年前のものだと推定される。爾来沖縄の人々は彩り豊かな歴史を紡いできた。地方の権力者が各々グスク(城)を築いたグスク時代ののち、三山時代を経て、尚氏による統一王朝が誕生。王の証位式で、神女を利用した策謀がなされたこともあった。中国との進貢貿易、東南アジアと日本を行き来する中継貿易で王国は繁栄するが、17世紀島津氏の侵攻を受け、中国と鹿児島藩との二重支配体制に。やがて日本に組みこまれ、悲劇の沖縄戦、本土復帰を経て現代へ…。琉球・沖縄の通史を第一人者が丁寧に解説。
第1章 旧石器時代・貝塚時代の沖縄(旧石器時代|グスク時代)|第2章 尚巴志の統一、尚真の国づくり(三山時代|尚巴志、統一王朝をつくる ほか)|第3章 清と鹿児島藩の二重支配(琉球は島津軍の侵攻に対してどのように備えたのか|江戸時代の琉球王国と日本・中国・朝鮮 ほか)|第4章 琉球処分―琉球王国から沖縄県へ(琉球処分|ソテツ地獄と移民)|第5章 戦争、占領、復帰(沖縄戦|アメリカ政治下の世替り ほか)
種別 | 本 |
---|
著者 | 原口泉/著 |
---|
出版社 | PHP研究所 |
---|
シリーズ名 | PHP新書 1311 |
---|
出版年月 | 2022年06月 |
---|
サイズ | 206P 18cm |
---|
ISBN | 9784569851969 |
---|
送料・お支払・返品等は、ご利用案内をご覧ください