頭山満『大西郷遺訓』

日本を西洋の真似みたような国にするのは断じて反対じゃ

西南の役を獄舎で迎えた頭山満が、明治大正の五十年を経て、南洲遺訓全55章を講評する。「近頃こんな愉快な文章に接したことがない」と、頭山翁69歳の息づかいを伝える本書は、1925年に政教社から世に出て、有為の青年に愛読された。『大西郷全伝』全六巻を準備中の雑賀博愛による聞き書き。

- 著  述:西郷隆盛
- 講  評:頭山満
- 編  者:雑賀博愛
- 仕  様:文庫判(148 × 105 × 3.5ミリ)96頁
- 製  造:日本ハイコム|加藤製本
- 刊  行:土曜社
- 初  版:2019年4月25日
- 定  価:795円+税
- ISBN978-4-907511-64-7

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