ボーデイン『キッチン・コンフィデンシャル』
CIA(米国料理学院)出身の異色シェフ(なにしろ2冊の傑作犯罪小説の著者でもあるのだ)がレストラン業界内部のインテリジェンスをあばく。2001年に初版が出るや、たちまちニューヨーク・タイムズ紙がベストセラーと認定し、著者は自分の名を冠したテレビ番組のホストという栄誉を得(その後離婚と再婚もした)、料理のセクシーさに目覚めた(血迷った)読者をしてかたぎの職場を捨て去りコックの門を叩かしめた(という実例を私は知っている)、男子一生の進退を左右してやまない自伝的実録。「月曜日に魚料理を食べるな」「グローバルのシェフナイフ一本あればいい」など、役立つ知見を含む極上の読み物を人気の野中邦子訳でおくる。
- 著 者:アンソニー・ボーデイン
- 翻 訳:野中邦子
- 装 幀:豊田卓
- 仕 様:四六判(190 × 129 × 24.4ミリ)|360頁
- 製 造:竹尾|精興社|加藤製本
- 初 版:2015年3月15日
- 版 元:土曜社
- 定 価:1,850円+税
- ISBN978-4-907511-00-5
[ボーデインさんの本]
- 『キッチン・コンフィデンシャル』
- 『クックズ・ツアー』