二木謙三『腹式呼吸』
――血液の循環の悪いときには、腹を動かせばよくなります……。虚弱体質にうまれながら、腹式呼吸・玄米食・完全咀嚼によって心身を鍛え、94歳の長寿を全うして数々の健康書をのこした二木謙三の、原点というべき38歳の著述。明治44年の世に出た名著。
- 書 名:腹式呼吸
- 著 者:二木謙三
- 仕 様:四六判(190 × 129 × 3.8ミリ)52頁
- 図書番号:978-4-86763-035-8
- 初 版:2024年4月30日
- 定 価:999円+税
[目 次]
一、腹式呼吸
二、腹式呼吸の方法
三、精神と健康
[著 者 略 歴]
二木謙三〈ふたき・けんぞう〉細菌学・免疫学者。1873年(明治6)秋田藩医樋口順恭の次男として秋田市に生まれ、幼くして二木家の養子となる。1901年東京帝国大学医科大学を卒業し、東京市立駒込病院に勤務。05年ドイツ留学、ミュンヘン医科大学衛生学教室で細菌学・免疫学を専攻。08年帰朝し駒込病院副院長に就き、東大伝染病研究所や医科大学で研究を続ける。19年駒込病院長、21年から東大教授を兼任する。腹式呼吸、玄米食、完全咀嚼などの二木式健康法を提唱・実践して93歳の長寿に達し、66年(昭和41)没す。