■『お香』と『お線香』の違いは?
『香』は、宗教的な用いられ方や嗜好品としての役割、又その時代によって、様々にかたちを変えてきました。 昔は、不浄な心と体の内を清めたり外から受けるのを防ぐために用いられたそうで、供養の場面では、仏様に香の粉末を燃やして祈りを伝える『お焼香』として供えていたそうです。 時代を経て、『香』を線状に固めて燃やすようになったものが『線香』で、供養する側が火種が要らず便利なので主流になったのだとか。 用途や形状によって呼び名が変わりますが、もとは同じもの。仏様をもてなすときには『香』を『お線香』と呼び、香りを楽しむときには『香』を『お香』と呼ぶ、と考えるのが良いようです。 一般に売られている『お香』と『お線香』に違いがあるとすれば、『お香』は楽しむために香りが残り、『お線香』は毎日のことなのでほのかに香るものや、煙が少ないものが多いという点でしょうか。 香りで仏様となったペットちゃんをもてなすだけでなく、環境に合わせた形状のものや、供養をすることでご自身も癒されるような香りの『香』を選んでいただくと良いでしょう。 |