サイズ
高さ : 1.80 cm
横幅 : 10.60 cm
奥行 : 17.20 cm
重量 : 160.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
◆自分探し」は ◆◆もう、やめた!◆「自分がいる」という実感があっても、「自分」は、瞬間瞬間、常に変化しています。つまり「自分」とは、「一つの流れ」があるだけなのです。【内容紹介】「本当の自分」を探し続け、「確固とした自我」を確立しようとする私たち。しかし、お釈迦様は、「自我はない」「一切は無我である」と喝破されました。もともと生命には「自分がいる」という実感があるものですが、だからと言って、「絶対に変わらない自分」があるわけではありません。様々な因縁によって瞬間瞬間に変化する「自分という流れ」があるだけです。この無我の真理を発見することで、私たちは世界の役に立つ人間に成長し、そして、執着をなくし、解脱という自由に近づくことができるのです。――現代人が「無我」を深く理解し、苦しみから抜け出すための必携の書!◆本当の「アイデンティティ」とは何か?◆私たちは、ありもしない自我、永遠不滅で絶対に変わらない魂という妄想概念にしがみついてはいけないのです。これが人間だと言える確固とした実体があるという先入見に寄りかかることなく、「自分という流れ」をしっかり管理して、自分にも他人にも役に立つ人間にならなければなりません。そのために自分の道を探すのが、本当の「自分探し」です。自分の、そして他人の役に立つための方法こそが、自分の本当のアイデンティティとなるのです。(本文より)【本書の構成】序 章 私たちはなぜ無我を学ぶ必要があるのか第1章 「無我」の理解を困難にするもの第2章 「無我」が理解できない理由――仏教的な見解第3章 「無我」という真理の発見第4章 「無我」だからこそ人は善く生きられる終 章 自我論は便利な道具Q&A 「無我」への疑問に答える【著者プロフィール】アルボムッレ・スマナサーラ Alubomulle Sumanasaraスリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程で道元の思想を研究。現在、(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事し、ブッダの根本の教えを説きつづけている。朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務めるほか、NHK教育テレビ「こころの時代」などにも出演。著書に『自分を変える気づきの瞑想法【増補改訂版】』『ブッダの実践心理学』全8巻(藤本晃氏との共著、以上、サンガ)、『怒らないこと』『日本の未来』(以上、サンガ新書)、『執着の捨て方』(大和書房)など多数ある。