サイズ
高さ : 1.40 cm
横幅 : 10.60 cm
奥行 : 15.00 cm
重量 : 120.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
世に蔓延する「幸福でありたい症候群」。その幸福感は、「死」の存在や世界の不条理から目をそむけることで支えられている。著者は、長年の哲学的考察のはてに「あらゆる人生は不幸である」という結論に辿りつく。この真実を自覚し、自分固有の欲望と向きあったほうが、「よく生きる」ことになるのではないか。ヒルティ、アラン、ラッセル……古今東西あふれる「幸福論」と、その信者たちの自己欺瞞を鋭く指摘した、誰も書かなかった「不幸論」の哲学。第1章 幸福のための条件第2章 さまざまな幸福論第3章 幸福がもたらす害悪第4章 相対的不幸の諸相第5章 「死」という絶対的不幸第6章 自分自身の不幸を生きる