サイズ
高さ : 2.60 cm
横幅 : 13.20 cm
奥行 : 18.80 cm
重量 : 340.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
正義のジャーナリズムか? 史上最悪の情報テロか? アサンジの報道パートナーとして活動した 独『シュピーゲル』トップ記者による、決定版内幕ドキュメント! 門外不出のイラク戦争日誌や外交公電など、 各国政府のトップシークレットを 次々と暴露する、前代未聞の 内部告発組織「ウィキリークス」。 以前からこの組織を取材し、 創設者ジュリアン・アサンジの 信頼を勝ち取ったのが本書の著者、 ドイツ「シュピーゲル」誌の トップ記者である。 密着取材を許され、ウィキリークスの メディア・パートナーとして 活動を共にする2人。 その過程で、彼らはこの組織の 「偉業」だけでなく、 謎に包まれたシステムの意外な脆さ、 アサンジがひた隠す数々の「汚点」、 そして現代ジャーナリズムが抱える ジレンマをも浮き彫りにしていく――。 いま世界でもっとも注目される組織の すべてに迫る、決定版ドキュメント。 本文より アサンジは大股の軽やかな足どりで駆けこんでくると、すぐにバックパックから 300ユーロの黒いEeePCを取りだした。天板にはさまざまなネット団体のステッカー が貼ってあるが、どれも擦りきれている。ほどなくこの小型ノートパソコンは稼動 状態となり、アサンジは小さなキーボードを叩きだす。 そんなふうにしてそれからの数週間、私たちシュピーゲル誌とガーディアン紙の仲 間は、間近で眺めることになったのだった――人なつこくて協力的なアサンジとい う人間を。高度に集中した、ほとんど偏執的なまでのその仕事ぶりを。(……)