サイズ
高さ : 3.20 cm
横幅 : 13.00 cm
奥行 : 18.70 cm
重量 : 440.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
★★★読売新聞朝刊・書評で紹介!(2023年6月25日/森本あんり氏)★★★★★★日本経済新聞朝刊・書評で紹介!(2023年4月29日/吉川浩満氏)★★★★この10年に読んだ中でベストな科学書の一つ。――ポール・デイヴィス(物理学者、宇宙生命学者、『生命の中の悪魔』著者)中世の神学者が命がけで提唱し、地動説、進化論、量子力学など、さまざまな科学革命を可能にした“思考の道具”の物語。よりシンプルな答えこそ好ましく、往々にしてそれは正しい――複雑さや冗長さを容赦なく削ぎ落とすさまから「オッカムの剃刀」と呼ばれるこの思考の方針は、科学を宗教の支配から解放し、地動説、量子力学、DNAの発見など、多くの科学的偉業を支えることとなった。本書は科学の発展史を辿りつつ、単純さこそが、宇宙や生命の誕生といった深遠な謎を解き明かす鍵であることを示す壮大な試みである。そしてすべては、中世の果敢な神学者の冒険から始まる――800年前の修道士に端を発し、今日の科学において最も深遠な概念のいくつかに少なからぬ影響を与えているシンプルなアイデアの驚くべき物語を、面白く力強く語っている。――ジム・アル・カリーリ「シュレーディンガーの猫」や「ホブソンの選択」のように「オッカムの剃刀」は、日常使われる言葉になった。なんとなく意味を知ってはいても、誰が考案したか、また哲学と科学の原理として強大な力を持っていることを知らないかもしれない。本書はオッカム村のウィリアムの生涯と業績を通して、彼の提唱した原理が、自然や宇宙への理解を深めるうえで果たした大きな役割を見事に描いている。――フィリップ・プルマン(『黄金の羅針盤』著者)