人間国宝 竹工芸家 生野祥雲斎 生野徳三 萌黄箸 青竹はし3膳箱入り 長さ約22cm 夫婦箸 塗料・防腐剤不使用 国産竹 贈り物 此君亭工房

竹工芸初の人間国宝 生野祥雲斎 が、親しい方々への贈り物にと、竹を削り青竹箸を作ったことがはじまりです。寒中、竹山に入り、加工に最も適した2〜3年目のマダケを伐採し削り、さらに乾燥させ、水分を取り除いた状態にしています。塗装・防腐剤等は一切施していない為、ご使用後は水分を十分に拭き取り、その都度よく乾燥させてください。(湿気はカビが生える原因となります)
素材の堅牢さを生かし、使い勝手のよい寸法に仕上げ、その形を守り作り続けて半世紀になります。色は次第に褪せてきますが、日常の箸として、気取らず便利に長くご愛用いただけます。

[サイズ・入数] 長さ約22cm(3膳)※手作りのため若干の差があります。
[製造元] 此君亭工房
[区分] 日本製・日用品


竹工芸家の逸品をご自宅または贈り物に

萌黄箸
たくさんの種類がある竹の中でも、細工に適するものは6〜7種類。中でも最も良い素材である真竹(マダケ)の竹林面積・生産量ともに日本一の大分県で、地元の材料を用い加工することで、この箸が生まれました。

竹工芸初の人間国宝であった故・生野祥雲斎が、新年に親しい方々への贈り物にと、竹を削り青竹箸を作ったことがはじまりです。
寒中、自ら竹山に入り、加工に最も適した2〜3年目のマダケを伐採し、キズがつかぬよう1本ずつ厚手のテント生地の袋に入れて工房まで持ち帰り、制作します。
出来上がったものをさらに乾燥させ、水分を取り除いた状態にしています。
素材の堅牢さを生かし、使い勝手のよい寸法に仕上げ、その形を守り作り続けて半世紀になる「萌黄箸」は、「用と美」を追求した作家の思いを感じつつ、四季を通じてお使いいただけます。
塗装・防腐剤等は一切施していない為、色は次第に褪せてきますが、日常の箸として、気取らず便利に長くご愛用いただけます。
※ご使用後は水分を十分に拭き取り、その都度よく乾燥させてください。(湿気はカビが生える原因となりますので、ご注意ください。)

此君亭工房について
「何ぞ一日も此の君なかるべけん也(何可一日無二此君一耶)」
中国晋代の書家・王徽之が、竹の美しさを愛でて詠んだ漢詩に由来し、自らの工房を「此君亭」と名付けたのは、のちの人間国宝となる若き日の生野祥雲斎です。
1928年(昭和3年)日豊線の車窓から「空き部屋あります」の張り紙をたまたま目にした祥雲斎は、別府湾を臨む大分市白木に工房を構えます。
以後生涯をこの土地で過ごし、亡き後は息子の生野徳三に引き継がれ、今日に至っています。
ここで仕事し生活をする、親しい方々と庭を愛でながら同じひとときを過ごす、そんな時間の流れる工房は、今も昔も変わりません。

親子二人の竹工芸家は、作家としてその地位を確立し、美術館に所蔵されている大作も数多く制作していますが、普段使いの小品も手掛けています。
此君亭工房は、祥雲斎から伝承されてきた形に加え、徳三が新たにデザインを手がけ、時代に合った品々を造り続けてきました。
竹ならではの美しさ、手仕事、そういった味わいをより多くの方々に知っていただき、日常の生活が豊かで安らぎのあるものになれば、この上ない喜びです。

生野祥雲斎(1904年-1974年)
1904年(明治37年)現別府市に生まれる。19歳で竹工芸を学び、21歳の時に独立。1928年(昭和3年)に大分市に居“此君亭工房”を構え、1938年〜1946年まで商工技手として後進の指導にあたった。
1940年(昭和15年)に文展に初入選。以来、文展に出品し、1943年(昭和18年)には特選となり、様々な賞を受賞。
1967年(昭和42年)に竹工芸初の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。

生野徳三
1942年(昭和17年)大分市に生まれる。武蔵野美術大学彫刻科卒業後、父 生野祥雲斎に師事。自由な創造による独自の作風を展開し、1979年(昭和54年)に日展初入選、以後毎回入選し、1998年(平成10年)日展特選受賞、2016年日本新工芸展で文部化学大臣賞など数々な賞を受賞。
海外からの評価も高く、メトロポリタン美術館やサンフランシスコ アジア美術館などにも所蔵されている。



商品名萌黄箸
名称
材質マダケ
サイズ・入数長さ約22cm・3膳入り

(1本サイズ:頭幅約8mm、先端約2mm)
※手作りのため若干の差があります。
商品コードJ4582409025489
ご注意●機械ではなく、ひとつひとつ手作りの為、多少のサイズの違い、色合い、模様の違いがございます。素材に合った形状に仕上げていますので、自然の味わいとご理解ください。
●表面の塗装、防腐剤等の処理は施しておりません。湿気の多い場所ではカビが生じる場合がございます。ご注意ください。
製造元此君亭工房
大分県大分市下白木14組
区分日本製・日用品