コールマン愛好家の中心となる大人気ビンテージランタンの200Aガソリンランタンに対して、外見上はほぼ同形状で使用燃料が違う201ケロシンランタンが存在します。200Aランタンと構造が似通っているので少しのパーツを交換するだけで200Aガソリンランタンをケロシン(灯油)燃料に変更可能となります。
その燃料変更の魅力はやはりランニングコストでしょう。一番お安いと思われるホワイトガソリン「洗浄用のホワイトガソリン(JX日鉱日石エネルギー) 18リットル缶」を使用してもリッター当たりの単価は非常にお高いです。しかも入手困難で、さらに大量のガソリンを保管するのも大変注意が必要です。
もしケロシン(灯油)に燃料を変更すればどうなるのでしょうか?何処のガソリンスタンド、ホームセンター等でも販売しており非常に入手し易いです。もしキャンプ場で燃料が無くなっても近くのガソリンスタンドに行けば購入可能となります。またガソリンと比べても比較的安全な燃料です。
最大の魅力はリッター当たりの単価が非常にお安くなります。燃料費の事を気にせずに気兼ね無くガンガン使えますよね!200A愛好家の方々はケロシン仕様に変更される方が非常に多いです。
当方もこの10年で214ケロシンモデル、639ケロシンモデルも含めて、201ケロシンジェネレーター、プレヒートカップを数千本(個)以上販売してきましたが、購入された方に聞くところによるとケロシン用のパーツなのですが、ガソリンモデルに使う為に購入された方が本当に多いです。
ガソリン燃料からケロシン(灯油)燃料に変更する場合は、201用ケロシンジェネレーター、プレヒートカップを変更、装着するだけでは、ケロシン(灯油)燃料を使用する事は出来ません。両燃料の構造の違いは内部バルブアッシーの燃料を吸い上げるフューエルチューブに違いが有ります。
ガソリン仕様のフューエル&エアチューブの二重管では、ケロシン燃料を安定して供給する事が出来ません。偶然にも何も変更しないで燃焼するかもしれませんが、一旦調子が悪くなると火だるまになったりします。
今まではそのフューエル&エアチューブの内部ロッド、スプリングを抜いたり、穴を大きく加工をしたり、いろいろ調整したりして201ケロシンランタンの構造に近づけて燃料変更されていた方ばかりです。しかしその欠点はチューブを加工をすると元のガソリン仕様には二度と戻す事は出来ません!またストーブやツーバーナーと燃料統一等でガソリン燃料に元に戻したい事も当然有るでしょう。常に道具変更、キャンプスタイル変更は有りますよね。
そこでこの「200系ケロシンチューブ」の出番となります。元のガソリン用「フューエル&エアチューブ」は大事に保管して頂き、このケロシンチューブに変更するだけで、ほぼ同構造の201ケロシンバルブアッシーに変わります。またガソリン仕様に戻したい時は外して交換するだけ元の200Aガソリンモデルに復活出来ます。
非純正品のメーカーから販売されていないパーツとなります。材質はビンテージバルブアッシーと同様の真鍮製です。内径を201ケロシンバルブアッシーのチューブ同径になっております。外径は少し大きいので肉厚が有りがっしりして強靭です。
201ケロシンオリジナルは指で直ぐに曲がるほど薄い肉厚チューブとなっています。交換方法は簡単でガソリン仕様のフューエル&エアチューブとスプリング、ロッドを外して、このケロシンチューブに変更するだけです。指で捻じ込む程度で全く問題有りません。