【カリフォルニアとは一味違った樽リッチシャルドネ! 】
ポール クルーバー エステート シャルドネ 2022
ワイン詳細 | |
---|---|
醸造について | 新樽比率33%のフレンチオークで自然酵母で発酵。シュール・リーで9か月熟成。38%だけマロラクティック発酵 |
ワイン評価 | ティム・アトキン93点(2020VT)、93点(2018VT) |
飲み頃温度 | 10 - 12℃ |
おすすめグラス | ブルゴーニュグラス |
栓のタイプ | コルク |
内容量 | 750ml |
《生産者について》
ポール・クルーバーはエルギン地区のパイオニア的な生産者。所有する広大な土地の大部分を自然保護区が占め、その傍らにブドウ畑やリンゴ畑を持っています。
そのリンゴ事業がかなりの規模かつしっかり収益をあげているおかげで、ワイン事業にも光学式選別機をはじめとした最新式の設備を導入。資金にものを言わせた、環境に配慮しながらも品質に隙のないワインづくりを実践しています。
《このワインについて》
「2000円台とほどよく手頃でリッチな樽香のあるシャルドネ」だから。それがこのワインが人気である重要な理由でしょう。しかし、同様のシャルドネはカリフォルニア産のものがわんさかあります。
違いを挙げるなら酸でしょう。エルギン地区は南アフリカにおいて冷涼産地の代表格。海からの風により畑は冷却効果を受けます。さらに山に囲まれた盆地であるため曇りの日が多く、日照が限られることも手伝い、上品なワインを生む土地なのです。
もちろん、ブルゴーニュ的な強い酸ではありません。ブルゴーニュとカリフォルニアの中間のような立ち位置。樽香はしっかり感じるが甘やかな風味はあまり感じない。そんなバランスがちょうどいいとリピートする方が多いのでしょう。当店でも売れ筋のシャルドネの一つです。
《テイスティングノート》
レモンやライム、グレープフルーツなどの柑橘類。バニラやアーモンド、オーク樽の香ばしい風味。程よく濃厚でクリーミーな口当たりが特に魅力なワインで、それでいて飲み飽きしないのは清々しい酸味があるから。ワインだけでも楽しめ、クリーム系の料理や鶏肉とのマリアージュも楽しめるワインです。