DVD/2018石見神楽東京公演

石見を愛し、神楽をこよなく愛する亀山社中の舞を、ホール公演ならではの演出とともにお楽しみください。
石見神楽は、かつては奉納神楽で舞われるだけでしたが、現在は週末ともなると、石見地方のあちらこちらで上演されるようになりました。多くの地域伝統芸能の衰退が叫ばれる中、石見神楽は、まさに現代に生き生きと息づき進化をとげているのです。一方、石見地方は過疎や高齢化が進み、人々の暮らしは厳しい状況にあります。そういうなかで「神楽があるから地元に残る」「神楽に魅せられて石見に移住する」といった人々の存在があります。彼ら多くの若者は、地域の担い手として神楽の舞人として、石見の地にどっしりと根を張り、過疎に苦しむ人々と共に今を生きています。石見を愛し、神楽をこよなく愛する亀山社中の舞を、ホール公演ならではの演出とともにお楽しみください。

出演:石見神楽亀山社中
石見神楽亀山社中は、島根県西部に伝承される八調子神楽を継承し、発足19年になる若い社中です。これまで石見神楽亀山社中としての土台を固めるために、前を見つめてひたすら精進してきましたが、発足以来、ずっと心の拠りどころとしてきたのは、社中理念である「温故知新」 の精神にこそあると言えます。伝統芸能のなかにある、時代を超えて受け継がれた本物だけが持つ力を信じ、 敬神感を忘れずに厳しい練習を重ねる日々です。亀山社中は、神社での奉納を基本としつつ、地域でのイベントやホールでの公演にも出演することで、地域住民や石見神楽ファンの皆様に喜んでいただいていると自負しております。
社中員は、10代から70代までの幅広い年代にわたり、それぞれ学校や仕事を終えてから週2 回の練習に駆けつけます。
幼い頃から神楽に親しみ、 舞や奏楽の技を磨いてきた子ども達も、今では最年少が高校生になるまでに成長しました。
最初の演目、厳かで静寂に張りつめた空気のなかでの儀式舞。鬼や大蛇が登場し石見神楽特有の軽快さ、豪快さを表現する能舞さらに古くから舞われている「頼政」においては、社中独自のアレンジで筋を再構築した、独特の世界をご覧いただけると思います。

収録内容
DISC.1:四剣・五條橋・恵比須・五神
DISC.2:鈴神楽・道返し・大蛇
DISC.3:日本武尊・八衢・頼政・カーテンコール/フォトムービー

撮影:2018年4月14日(土)
東京都足立区千住 シアター1010
発売月2018年6月
DVD3枚組/カラー/3枚合計320分/リージョンフリー/16:9/片面1層
著作:石見神楽東京公演首都圏実行委員会
製作:石見工房
広告文責:株式会社エイチ・ケー・アール 043-233-6953