「マングローブ」メヒルギの種苗3本セット(ポスト便)送料無料【美ら海熱帯魚】

マングローブ メヒルギ 沖縄石垣島西表島産

沖縄石垣島・西表島産のマングローブの種子
「メヒルギ」




ヒルギ類(マングローブ)の生育環境 育て方・栽培

●マングローブとは?ヒルギ類とは?

マングローブという名前の植物はいません。
マングローブというのは、熱帯の海と川が繋がる汽水の干潟のような場所に生息する植物の総称です。




マングローブの代表的な種類は、ヒルギ類です。
国内の主な生息地は沖縄です。

特徴は、
・海水や汽水で育つ(塩分を排除する能力を持つ)
・特異な形の根(支柱根 呼吸根)
・特殊な種子(胎生種子)をもちます。

塩分を排除する方法は種類によって異なりますが、塩分を葉に貯めその葉を落葉させたりなどをして塩分を排除します。
特異な根の形(支柱根 呼吸根)をしているわけは、地盤が不安定であるためと土中の酸素が少なく酸欠を防ぐため。


タコの足のような支柱根(ヤエヤマヒルギ)

胎生種子というのは、樹木についたままの状態で果実の中の種子が発芽する種子のことをいいます。
10〜20cmの棒状に成長した種子は樹木より落下し、川や海で漂流し生育の条件に合う場所に漂着できたら根・葉を出します。
販売している種苗は、長さが10〜20cm程度で、個体・時期によっては根・双葉がでている場合もあります。


メヒルギの胎生種子



●育て方
園芸品種としてはマイナーですので、「こうすれば上手くいく」といった決まった育て方はありません。
育てるのが難しそうなイメージですが、他の一般的な観葉植物の育て方と比べて、気を付けるポイントがやや独特ですが、そのポイントさえ押さえれば特に難しいわけではありません。

ポイントは、大きく2つ!

1:低温に気を付けます。
・高温多湿な熱帯の植物ですので、最低気温は10℃以上、できれば15℃以上
(輸送中など一時的なら、10℃以下の低温にも耐えます。)
・生息地でも低温期は凌いでいるようで、25℃以上になる季節によく成長するようです。

2:土は常にたっぷり湿っているようにします。
・マングローブは、通気性の悪い軟弱な砂泥のような土壌に生息する特殊な植物ですので、
他の観葉植物では根腐れを心配するほど水を与えても[与えすぎ]や[根腐れすること]はありません。
・汽水域に生息していますが、淡水(真水)で栽培できます

<1:土に植えて育てる>
・土は市販の観葉植物用培養土または【当店オリジナル マングローブ栽培用土】。
・種子の長さの3分の1くらいを埋めます。
・鉢は高さがあるものが良いでしょう。

<2:ハイドロカルチャー(水耕栽培)で育てる>
・土の代用品としては市販のハイドロカルチャー用または【当店オリジナル マングローブ栽培用土】。
・種子の長さの3分の1くらいを埋めます。
・鉢(容器)は底に穴の開いていない高さがあるものが良いでしょう。

<3:水に挿して育てる>
・成長は遅いですが、種子の長さの3分の1位まで水に挿しておくだけも育ちます。
・ヒルギ類は防腐効果のある成分を分泌するようで、水は腐りにくいので、見た目に汚れるまで交換しなくても良いくらいです。

<肥料>
・幼苗の頃は与えなくても、種子に蓄えた栄養で育ちます。
・40cm位の苗木になると、幹の色が緑から木の色(茶色)に代わってきますので、肥料を与えるのはそれからでも良いでしょう。
・種類は、市販の観葉植物用でよいでしょう。
・量は、規定値よりごく少なめで良いでしょう。

<日当たり>
・直射日光も良いですが、窓際程度の明るさがあれば良いでしょう。



●生育環境
・マングローブ地帯:満潮時に海水に没する干潟〜汽水の河原
・気温:13〜35℃
・土質:泥質(泥・川砂・サンゴ砂)

■ヤエヤマヒルギ

育て方にもよりますが、このくらいの大きさに成長するのに半年以上。
この後の成長は、かなり遅い。


・100〜120cm位 自生地では5〜7年もの
・満潮時、幹・支柱根に緑色の海藻が生えている所まで海水に浸かる。(干潮時に撮影)



●梱包の例


ポスト便等の梱包例

・[土]や[鉢]は付きません。
・[根の部分]は吸水紙で保水されていますので、輸送中の水分補給の心配はありません。
・到着後、吸水紙を取り外し、とりあえず、水に挿しておくだけ構いません。
・[土]や[鉢]はお好みの栽培方法(上記)に合わせてご用意されると良いでしょう。
・必要に応じて保温対策をしています。



・5営業日以内に出荷し、出荷日の翌々日前後にお届け予定となります。



※ 個体によっては発芽/発根/剪定している場合があります。



・画像はサンプルです。



・3本以上必要な場合は、【美ら海熱帯魚(本店)】をご利用ください。