「嗚呼、もういちどだけツガニ汁が食べたい・・。」 汝、嘆息するなかれ! ツガニ汁の旨さを知るお客さまのためだけにようやく当店がご用意できました。 これぞ!土佐の地物ツガニをつかった「ツガニ汁の素」でございます。 「ツガニは扱ってないの?」 いままでにも、お客さまから時折問い合わせがございました。 ツガニとはモクズガニの高知での別名でございます。 ちなみに「モズクガニ(もずくがに)」と表記されることがありますが、 それは間違いのようで、「藻屑かに」が正しいようでございます。 それはともかく、高知のツガニ。当店でも扱えないことはないのですが・・・。 かならず当店はこのように答えておりました。 「お客さま、、、調理はそちらで?」 こう問い返しますと、たいがいのお客さまは「そうなんだよねえー」と言われます(苦笑)。 そうなんです! ツガニ汁は甲羅の一部とはさみのところをとりのぞいたあと、 生きたままをすぐに石臼でついて、さらに丹念にザルでこして ようやく出来るものなんです(知り合いは「ツガニを丸める」と呼んでました)。 石臼は21世紀の一般家庭ではナカナカご用意できないですから(汗)、 そこはミキサーに入れてつくることになりますが、 生きたままハサミをとるのも大変ならミキサーに入れるのも結構大変。 そんなお手間を取らせず、みなさまにツガニを丸めてお届けしたい と思っておりましたところ、このたびようやく出来上がりましたのがこちらなのです。 ゆっくり弱火で解凍して、醤油(これは必須)と酒と塩で味付けをするだけ。 量をふやしたいときはお好みのダシ汁で伸ばしてください。 「これこれ!これが高知のツガニ汁っ!」 きっと必ずやご満足いただけると思います。 |