高知の特産農産物である生姜(しょうが)。そのなかでも一番生産量の多い「土佐一しょうが」をすり潰して生姜汁をしぼり、一晩寝かせたものを水を一切加えずに炊きあげる。 それが、須崎にある吉平商店(きっぺいしょうてん)の土佐あわせしょうがです。 吉平商店さんといえば、土佐の日曜市で「あめゆ」「ひやしあめ」を扱っている「中の橋通りの角っこ」に出ている有名店。 一杯100円のあめゆ、冷やあめを何千人、何万人のお客さまに味わっていただいて、その場でお客さまから味の評価をいただいております。この土佐あわせしょうがの美味しさの秘密の一端は、どうやら厳しいお客さまのテイスティングにありそうですね! つかっているのは生姜と砂糖だけ。雑味をとりのぞき、何もくわえず、素材そのままの味をたのしめます。 「素朴でしょう。何ちゃあ、かくしごとはありません!」 はははと笑う吉本さんご夫婦。土佐あわせしょうがの人気の秘密のもう一端は、ご夫婦の優しい笑顔にもありそうです。 |