解凍 【お時間に余裕がある場合】 マグロを真空パックから出し、2〜3%程度の濃度の塩水で表面のよごれを軽く落とした後、濡れ布巾、又はペーパータオルで包み冷蔵庫内でゆっくり解凍します。半日〜1日程度で切り分けられるようになります。 【お時間に余裕のない場合】 パックのまま流水に漬けて下さい。器に水を張り、水道水を細く流しながら約10分間、手に取って曲げてみて軽くしなる程度で解凍完了です(芯が少し凍っている程度が切り易い)。 そして、解凍が終わったら直ぐにパックを開けてください。そのまま放置しますと変色してしまいます。 解凍後の保存 解凍されたマグロを、濡れ布巾、又はペーパータオルで包み、1℃〜3℃で保存します。これは、乾燥を防ぐ目的と、水が出る場合はそれを吸収するためです。 冷蔵保存することで身が熟成され、より美味しく召し上がることが出来ます(但し、熟成が進むと色は悪くなります)。 切り分け 解凍されたマグロは、まだ芯が幾分凍っている内に切り分けてください。 料理屋さんのようによく切れる包丁でなくても、ご家庭にある包丁で十分に切ることが出来ます。 切り方によって歯触り舌触りが違ってきます。 マグロのサクの表面を見ると、幅はそれぞれ異なりますが筋目があるのに気付くと思います。その筋目の方向がマグロの身の繊維の方向です。その繊維を断ち切るように刺身に切っていきます。 筋目に対し出来るだけ直角に近い角度で切りますと、切断された筋の部分が最小となり、口に残る食感がより心地よくマグロの旨味を引き立てます。 包丁は、手前に弧を描くように引いて一気に切ります。決して鋸のように押し引きを繰り返して行わないようにして下さい。折角の弾力性と粘り気がある身が潰れてしまいます。 |