モリアオガエル オタマジャクシ | |
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別名 | キタアオガエル(個体群として) |
学名(※) | Rhacophorus arboreus (※)…学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
生息地 | 本州、四国、九州 |
飼育要件(※) | 最大全長 → 5〜8cm 温度 → 15〜25度 水質 → − 餌 → 生餌 総合難易度 ★★☆☆☆ ※…飼育要件は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育・ブリードできることを確約するものではございません。 |
どんな種類? | 日本に生息するアオガエル科のカエルです。全身が鮮やかな緑色の美しいカエルで、個体や生息場所によっては背部に黒〜褐色の斑点模様が表れます。背部に模様の入らない無斑型はシュレーゲルアオガエルと類似した体型、体色をもちますが、本種の方が大きくなることや目の周りの虹彩が赤味を帯びること、またモリアオガエルの方が後足の水かきがより発達するなどの点で見分けることができます。 モリアオガエルは池の上に張り出した樹の枝などに泡で覆われた卵を産むという変わった繁殖様式をもっていることで有名で、卵はそのまま泡の中で育ち、ふ化してオタマジャクシになると下の池に落ち水中生活へと移行します。一部の池や沼などの繁殖場所及びモリアオガエルが天然記念物として指定されている場所があります。飼育は容易で人気の高い種類です。 |
飼育のコツ | オタマジャクシの飼育容器はプラケースなどの水をためることができるものを使用します。温度は室温で大丈夫ですが、30℃以上など極端に高温になる時は風通しのよい場所などで飼育するようにしましょう。餌は熱帯魚用の餌などがよいでしょう。食べ残しが出ないよう、1日1回程度与えてください。前脚が出てからしばらくすると陸棲生活になる為、石やレンガなどで陸地を作っておくようにしてください。 尻尾がなくなりカエルに変タイした場合は一般的なツリーフロッグとしての飼育方法で問題ありません。樹上棲のため、ハイタイプのケージを使用すると良いでしょう。ケージの中には流木などを組んで立体的なレイアウトを組、水場などを用意しましょう。底床はヤシガラなどの保湿性のあるものが適しています。霧吹きや水換え、エサやリなどの日常的な管理は欠かさないようにしてください。 餌はコオロギなどの生餌がメインになります。与える際はダスティングやガットローディングなどで栄養価を高めてから与えるようにしましょう。 |
複数飼育の注意点 | ある程度の匹数を同時に飼育することは可能ですが、餌切れの際の共食いをする事があるため注意が必要です。 |
繁殖 | ― |
その他 | カエルの仲間は体表から毒性のある粘液を分泌します。生体を触った後には必ず手を洗うようにしましょう。 生態系の破壊につながるため、飼育している生体は決して逃がさないようにしてください。 場所によっては絶滅危惧種や天然記念物に指定されている場所もあります。無闇な採集はやめましょう。 |
亜種 | ― |