ホーペイオオクワガタ |
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販売生体について | 累代数不明
2023年10月羽化の成虫です。 ※お送りする個体はオス単品の商品となります。 アゴが太くなりやすいとされるナ木サ血統となります。 ※血統証明書は付属しません。
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別名 | ―
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学名(※) | Dorcus hopei hopei (※)…学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
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生息地 | 中国(河北省、山東省、山西省、青梅省、河南省、湖北省、湖南省、江西省、福建省、広東省、貴州省、四川省、青梅省、雲南省) |
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飼育要件(※) | 飼育温度: 15〜25℃ 産卵形態: 材産み(硬めの材) 幼虫期間: 6ヶ月〜1年 羽化後休眠期: 1〜3ヶ月
総合難易度 ★☆☆☆☆
※…飼育要件は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育・ブリードできることを確約するものではございません。 |
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どんな種類? | 中国に広く分布するオオクワガタです。日本のオオクワガタの大陸に生息するタイプで、国産オオクワガタの基亜種として位置づけられました。 国産オオクワガタに比べ太い大アゴや体型で知られ、飼育も国産オオクワガタと同様で問題なく、非常に長寿でブリードも容易です。
国産のオオクワガタに比べ大アゴ、体が太く、大アゴの内歯が前方に向くのが特徴です。特に内歯が本歯と重なる個体は良型とされています。国産のオオクワガタとの違いは他にも前胸側縁の形状が本種のほうが滑らかな点、目の下の板状の部分の張り出しが強い点、頭部の大アゴ基部付近の凹凸がやや角ばっている点などが上げられます。また判別が困難なメスも前胸側縁の形状が異なり、前胸側縁の頭部付近がやや角ばっています。
飼育が容易なことから広く親しまれていますが、国産オオクワガタとは容易に交雑することが知られ、両種の特徴を併せ持つ中間的な個体も見られます。放虫、交雑には細心の注意を払う必要があります。
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繁殖 | 繁殖は非常に容易で、国産オオクワガタと同様にクワガタムシの基本を学ぶには最も適した種です。
ブリードには羽化後半年程度たった成熟した個体を使い、産卵木はクヌギ、コナラのやや堅めの材が適しています。 またカワラ材を使うことで産卵数が多くなることが知られています。産卵中のメスはタンパク質の摂取が重要で、タンパク質を十分に与えることで産卵数を多くすることができます。 メスはタンパク質の摂取が不足すると、自分の生んだ幼虫を食べたり、オスを食べてしまうことがあります。タンパク質を含む高栄養ゼリーを与えてください。
幼虫は菌糸ビン、マットの両方で育成できます。菌糸ビンでは大型個体を得やすい反面、コストがかかり羽化不全や菌糸ビンの管理がネックになります。マットでは大型個体の作出が難しい反面、羽化不全が少なくコストが抑えられるメリットがあります。
大型個体の作出は良質の菌糸ビンと管理が重要です。生まれた幼虫は早い段階から菌糸ビンに投入し、低温で管理することが重要になります。 オスの3令幼虫は蛹室を作るための十分なスペースを確保するためにも、容量のある菌糸ビンを使う必要があります。 基本的には1年1化のサイクルで成虫を得ることができますが、温度管理により幼虫期間を長くし2年1化にすることで大型個体を作出する方法もあります。 大きな個体では羽化不全が起きやすいので人工蛹室や発酵マットを使い羽化不全を防ぐと良いでしょう。
| 亜種 | 中国産基亜種: ssp.hopei 朝鮮半島、日本産: ssp.binodulosus
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