国産アカアシクワガタ | |
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販売生体について | 累代:WC個体 産地:群馬県産 ※ワイルド個体の為、小キズ、アゴのヘコミ、多少の欠け等がある場合があります。予めご了承ください。 ※個体の大きさ、色合い、ツヤ、歯の形状などのご指定はできません。予めご了承ください。 |
別名 | アカアシ |
学名(※) | Dorcus rubrofemoratus rubrofemoratus (Nipponodorcus rubrofemoratus rubrofemoratus) (※)…学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
生息地 | 北海道、本州、四国、九州、佐渡島、隠岐、対馬 |
体長(参考) | オス: 23〜59mm メス: 26〜38mm |
飼育要件(※) | 飼育温度: 15〜25℃ 産卵形態: 材産み 幼虫飼育: ヒラタケ菌糸ビン、発酵マット 幼虫期間: 6ヶ月〜1年 羽化後休眠期: ― 総合難易度 ★★☆☆☆ ※…飼育要件は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育・ブリードできることを確約するものではございません。 |
どんな種類? | ほぼ日本全土に分布する山地を代表するクワガタです。 高山帯に主に生息し、山地ではコクワガタに次いでよく見られる種です。 外灯に飛来するだけでなく、昼間は沢沿いのヤナギをルッキングすると多数の個体がついている姿を見ることが出来ます。 名前の通り赤い脚が特徴的で、光沢のある漆黒の上翅は上品な印象を与えます。 小型で一般種であることから注目を浴びることは少ないものの、スレンダーな体型と上品な色合いは非常に魅力的です。 飼育、ブリードは容易で、山地性であることから高温に注意が必要です。 昼間でも、沢沿いのヤナギの細い枝に多数の個体が集まる様子を見ることができ、ヒメオオクワガタやミヤマクワガタと一緒に見られることも多いです。 外灯にもよく飛来し、ダムやキャンプ場などで容易に採集することが可能です。 低地ではクヌギなどの樹液に集まりますがその姿を見るのは非常に稀といえるでしょう。 オスの大アゴは先端部に内歯を有するだけのシンプルな形状で、細身で、やや体高があります。 オス、メス共に黒い上翅でツヤを持ち、本種の特徴でもある赤い脚とのコントラストが美しいです。 飼育下では越冬して2年程度生きます。飼育は容易ですが、25℃を超える温度には弱い一面を見せます。 温室管理ではない場合、涼しい9〜10月に産卵を開始することが多く、山地性のクワガタの飼育を学ぶことができます。 小型種のため過密すぎなければ、一つのケースに複数匹飼う事が可能です。 |
繁殖 | 幼虫は菌糸ビン、マットの両方で育成できます。 マットでも40mmは容易に超え、添加剤などを調整すれば50mmオーバーまでは簡単に狙えます。 菌糸ビンでは大型個体を得やすい反面、コストがかかる点や菌糸ビンの管理がネックになります。 大型個体の作出は良質の菌糸ビンと管理が重要です。 新し目の菌糸ビンを好み、生まれた幼虫は早い段階から菌糸ビンに投入し、低温で管理することが重要になります。 成長の良いオスであれば800ccの菌糸ビンで2本ほど使うことになり、1000cc以上のものであれば1本で羽化まで育成可能です。 菌糸ビンを使えば50mmオーバーが作出可能ですが、60mmに近いサイズの個体を得ることはとても難しく、大型個体を得るためのポイントがまだあると思われます。 |
亜種 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島産基亜種 ssp.rubrofemoratus 中国北東部、ロシア南東部 ssp.chenpengi 中国 四川省 ssp.miyamai |