紅帝ラメメダカ |
販売名 | 紅帝ラメメダカ |
学名(※) | Oryzias latipes var.(改良メダカ) Oryzias sakaizumii(キタノメダカ) Oryzias latipes(ミナミメダカ) (※)…改良品種や学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
分布 | 改良品種(原種:日本) |
飼育要件 | 最大体長 → 約3〜4cm 温度 → 5〜28度 水質 → 弱酸性〜弱アルカリ性 餌 → 人工飼料、生餌 混泳 → 可能 ※…飼育環境は一例です。 必ずしもこの環境下であれば飼育できることを確約するものではございません。 |
種類詳細 | 学名のOryziasはイネ属のOryzaiに由来し、原種は日本全国の水田や小川に生息しています。 現在では様々な改良品種が存在し、観賞価値が高いものが多いです。 飼育も容易で、水が凍ってしまわなければ屋外で越冬させることも容易です。 ボウフラを好んで食べるためビオトープで飼育されることも多いです。 また、2013年にそれまで1種と考えられていたメダカには実は2種含まれていたことが正式に発表され、それぞれ「キタノメダカ」と「ミナミメダカ」と名付けられました。 改良メダカはミナミメダカがベースとなっています。 |
品種詳細 | 紅帝にラメが載った品種です。 |
飼育のポイント | 病気にさえならなければ非常に丈夫で、水質の悪化や低温にも耐えうる強靭な強さを持っています。 しかし、急激な水質や水温の変化にはもろい部分もあり、早い水流は好みません。 また、スレにも弱いので網ですくう際などは注意が必要です。 安定した水質を得ることができ、産卵床としても使用できるマツモ等の水草やホテイアオイ等の浮草を利用するといいでしょう。 また、導入直後はスレなどがある可能性があり、不安定なので塩を少量入れるのも効果的です。 |
混泳の注意点 | 熱帯魚や日本産淡水魚のどちらもサイズが同程度で、性格が温和な種類であれば問題なく混泳できます。 メダカ同士でも問題なく混泳させることができますが、品種の維持をする際は注意が必要です。 肉食性の強い種との混泳には適しておらず、捕食されてしまう可能性があります。 |
繁殖 | 繁殖は容易で、屋内でも屋外でも繁殖させることができます。 背ビレに切り込みがあり、尻ビレが幅広いのがオスでこれらの特徴を持たないのがメスです。 オスとメスをある程度の匹数用意することで、メスが総排泄口付近に卵をぶら下げている姿を見ることができます。 1ペアでも繁殖行動は確認でき、増やすことができます。 産卵床としてマツモなどの水草や、ホテイアオイなどの浮草を用意すると水草の茎や葉、浮草の根に卵が産み付けられます。 また、産卵床がない状態だと過抱卵になったり、卵を水槽底やシリコン部分に産み付ける可能性があります。 産卵は朝に行われることが多く、一度産卵が始まると数日間で何度も産卵が行われます。 産卵された卵はそのままでも孵化させることができますが、生まれたての稚魚が親魚に食べられてしまう場合があるため、別の水槽や隔離ネットなどに移した方がいいでしょう。 卵は水温にもよりますが、1週間〜10日間ほどで孵化します。 稚魚は親魚に与えていた人工飼料を細かくして与えるか、稚魚用の人工飼料を与えれば成長させることができます。 その他の方法として、産卵床にシュロの皮や毛糸などで作ったモップを使用したり、取れた卵をほぐしてメチレンブルー系の薬に漬けて死卵を防ぐといった方法もあります。 |
その他 | キタノメダカとミナミメダカの2種は数が少なく、絶滅危惧2類としてレッドデータブックに記載されています。 遺伝子の型からキタノメダカは2タイプ、ミナミメダカは9タイプが知られています。 また、安易な放流によって、2種および地方集団間で、攪乱が起こって問題になっています。 現在では、改良メダカの放流が問題視されているので、川や池への放流は絶対にしないでください。 |