ヒナモロコ | 販売名 | ヒナモロコ |
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学名(※) | Aphyocyoris chinensis (※)…改良品種や学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
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別名 | ― |
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分布 | 中国 韓国 日本 ― 九州北部 |
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飼育要件 | 最大体長 → 7cm 温度 → 5〜30度 水質 → 中性〜弱アルカリ性 餌 → 生餌、人工飼料 ※飼育環境は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育できることを確約するものではございません。 |
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種類詳細 | 九州の一部にのみ分布する小型のコイの仲間です。 中国、朝鮮半島などのアジア東部に生息し九州北部と中国大陸が陸続きだったことを証明する貴重な魚です。 河川の改修や生活廃水などによる水質悪化で生息数が激減しており、絶滅危惧IA類に指定され、国内では福岡県などの九州北部に僅かに生息が確認される程度です。 一部地域では指定天然記念物に指定されるなどの保護される動きが強く、現在では流通する個体はブリードがそのほとんどを占めます。 カワバタモロコに良く似ていますが、体型はやや細く側線が不明瞭で、体色は褐色から銀色をしています。 飼育は容易で餌もなんでも良く食べます。 |
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飼育のポイント | 水質にもうるさくなく飼育は容易です。 水槽から飛び出すことがあるので水槽にはフタを用意したほうが良いです。 活発に泳ぎ回る種なので、痩せに注意し餌は十分に与えましょう。 |
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混泳の注意点 | 性質は温和で同種間ではやや小競り合いをしますがそれほど問題ははありません。 |
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繁殖 | 水槽飼育下でも繁殖例が知られ、水草の茂った水槽では複数匹で状態良く飼育していると水槽内で自然繁殖することがあります。 発情したオスはメスを盛んに追い回し、水草などに粘着性のある卵をばら撒くように産卵します。 卵や孵化した稚魚は食べられてしまうため、産卵後は親魚は隔離するか、卵のついた水草を別の水槽に移動すると良いでしょう。 稚魚は非常に小さいため、初期飼料には水槽内で自然発生した微生物やインフゾリアを用意する必要があります。 |
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その他 | ― |
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