シマカノコ貝 | 販売名 | シマカノコ貝 |
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学名(※) | Neritina paralella Neritina turrita? Neritina natalensis? Vittina cumingiana? (※)…改良品種や学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
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別名 | ゼブラスネール イナズマカノコ貝 |
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分布 | 日本 ― 南西諸島以南 東南アジア ― 沿岸域 |
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飼育要件 | 最大殻径 → 3cm 温度 → 20〜27度 水質 → 弱酸性〜弱アルカリ性 餌 → 人工飼料 ※飼育環境は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育できることを確約するものではございません。 |
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種類詳細 | 日本の南西諸島以南、東南アジア原産のカノコ貝の仲間です。 石巻貝に比べ殻長があり、美しい縞模様を持っています。 美しい色彩を持ち、コケを取る能力が高くコケ取りとして人気の貝です。 ライン状になった模様は太さや湾曲具合に差があり、本種をイナズマカノコ貝と呼ぶこともあります。 本種は殻口内面や滑層面は白く、肌色の蓋を持つ点が大きな特徴です。 汽水で増える貝なので、水槽内で増えすぎて困る事もありません。 水槽に入れておくとコケ予防に非常に高い効果を発揮してくれます。 |
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飼育のポイント | 水質に対する適応能力が高く非常に丈夫な貝です。 特別に餌を与えなくても水槽内で発生するコケや有機物を食べて生きることができますが、立ち上げ直後や貝を投入して綺麗になった水槽等では、コケや有機物が足りずエサ不足になってしまいます。 成長すると殻の頂部が浸食されますが、飼育にはまったく問題ありません。 本来汽水に生息する貝なので極端にpHが低い水は好みません。 またひっくり返ると起き上がれずにそのまま死んでしまうことがあります。 水槽壁面から落下したときなどは戻してあげる必要があります。 カノコガイの仲間は夜行性が強く、活発に活動しているときは水槽上面まで登ることがあるので、脱走に注意が必要です。 ヒーターに直接貼りつくと火傷により死亡することがあります。ヒーターカバーを用いると良いでしょう。 |
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混泳の注意点 | どんな魚と混泳させても特に問題はありませんが、一部の貝食性を持つ大型フグ等は殻ごと食べられてしまいます。 |
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繁殖 | 1mm〜2mm程の卵嚢を水槽壁面や、流木などの基質に産みつけます。 この卵嚢には100個ほどの卵が存在しますが、孵化した幼生は川を降りて海で浮遊生活を送った後、幼貝になって川に遡上するという生態を持ちます。 そのため水槽内で勝手に繁殖することはなく殖えすぎて水草を食害するといったことがありません。 |
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その他 | 水槽壁面などについた卵嚢が観賞価値を低下させる場合はきれいに落としてしまっても問題ありません。 スクレーパーなどで簡単に取り除くことができます。 |
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