
| ギバチ(1匹) | |
|---|---|
| 販売名 | ギバチ |
| 学名 | Tachysurus tokiensis Pseudobagrus tokiensis (※)…改良品種や学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
| 別名 | ギギュウ ギンギョ |
| 分類 | ギギ科ギバチ属 |
| 原産地 | 日本(神奈川、富山以北) |
| 飼育要件 | 最大体長→20cm 温度→5〜25度 水質→中性〜弱アルカリ性 餌→生餌、人工飼料 ※…飼育環境は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育できることを確約するものではございません。 |
| 種類詳細 | 神奈川、富山以北の本州に生息する東日本固有の比較的小型なナマズの仲間です。河川の中上流域に生息し、幼魚や若魚は水路などでも見られます。 同属のギギやアカザと共に小型のナマズとして人気があり、特に本種は幼魚のうちは黄色の斑紋が良く目立ち、成長と共に体色の変化を楽しめます。 背ビレ、胸ビレは鋭いトゲ状で微弱な毒があり、刺されると傷むのでメンテナンスの際は要注意です。胸ビレや背ビレを掴まなければ、問題はありません。 他のナマズの仲間と同様に夜行性で物陰を好みます。飼育は十分なろ過の効いた水であれば容易ですが、水質の悪化には弱く、高水温にも注意が必要です。 エサは人工飼料にも餌付きますが生餌を好み、小型のエビや冷凍アカムシを好んで食べます。 成長とともにテリトリー意識が強くなり同種間では争うようになるため混泳には適しません。 |
| 飼育のポイント | 導入直後はスレ傷などから白点病や水カビ病になりやすく注意が必要です。 低水温で水のきれいな川に生息する種であるため、高水温、水質の悪化には弱いです。十分にろ過の効いた環境での飼育が適しています。夏季には水槽用のクーラーが必要です。 アカムシやエビなどの生餌を好みます。慣れさせればクリル等の人工飼料も食べます。 夜行性で昼間は物陰や岩に隠れています。隠れ家を十分に用意してあげるとよいでしょう。 白点病を発症しやすく、水温の急激な変化には十分注意する必要があります。 |
| 混泳の注意点 | 同種同士ではケンカをします。遊泳域の重ならない種との混泳が良いでしょう。 口に入るサイズの魚やエビは食べられてしまうので、混泳は出来ません。 |
| 繁殖 | 飼育下での繁殖方法は完全には解明されておらず、不明点が多いとされます。 |
| その他 | 近縁種のギギとはよく似ていますが、尾ビレの切れ込みの深さで見分けることができます。ギバチは切れ込みが浅いのに対し、ギギは深く切れ込みます。 日本産淡水魚は生息地域特有の気候や河川環境に合わせて、独自性を持つ種も見られます。地域特有の生態系を守るために、日本産の生体であっても絶対に放流しないでください。 |