国産ミヤマクワガタ 幼虫 |
販売生体について | CB個体 ※群馬県産のブリード品となります。 ※お届けする個体は幼虫となります。 ※個体の大きさ、太さ、色合い、模様、雌雄のご指定はできません。予めご了承ください。 |
別名 | ― |
学名(※) | Lucanus maculifemoratus maculifemoratus (※)…学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
生息地 | 北海道、本州、四国、九州、択捉島、国後島、奥尻島、飛島、佐渡島、隠岐諸島 |
体長(参考) | オス: 43〜78mm メス: 25〜40mm |
成虫寿命 | 活動開始後1ヶ月〜3ヶ月 (ワイルド個体では上記寿命より短くなります。)
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飼育要件(※) | 飼育温度: 15〜23℃ 産卵形態: マット産み(クワガタ用発酵マット) 幼虫飼育: 発酵マット、カワラ菌糸ビン 幼虫期間: 1年〜2年 羽化後休眠期: 6〜12ヶ月
総合難易度 ★★★☆☆
※…飼育要件は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育・ブリードできることを確約するものではございません。 |
どんな種類? | 日本のクワガタの中でも人気の大型種で、野外採集ギネスではオオクワガタをも上回る78mmの個体が知られています。頭部の耳状突起、全身に生えた金色の微毛など、他の国産種にはない魅力を持ち合わせていることから人気の種です。高温に弱いため適切な温度管理が必要です。
“深山=ミヤマ”と書かれるように山地性が強く、沢沿いのヤナギなどの枝先に見られます。冷涼な気候の北海道や東北では比較的低山地でも見られ、街灯にも良く飛来します。幼虫は腐植の進んだ材を好み、埋まっている朽木やその周辺の土中で多く見つかります。
国産ミヤマは3つの型に分けられ、暖かい平地に「サト型(フジ型)」、低山地に「ヤマ型」、高山地に「エゾ型」が見られます。ヤマ型は第1内歯と第3内歯がほぼ同じ長さで、サト型(フジ型)は第3内歯、エゾ型は第1内歯が最も短くなる特徴を持ちます。これらは幼虫期の温度が要因とされています。
飼育は25℃以下の低温で飼育する必要があります。頭部が大きく非常にバランスが悪いので転倒防止に木端などを入れておく必要があります。活動開始後の成虫は短命なので早めにブリードのセットに投入したほうが良いでしょう。
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繁殖 | 温度が最大のポイントで25℃以下にならないと産卵行動が始まりません。産卵セットには黒土を用いる方法が有効です。黒土をケースの底から3cm程硬く詰め、その上に足場になる産卵木を入れてその上から深くマットを被せてあげます。マットは微粒子のもので湿度はやや高めがよいでしょう。
幼虫はやや発酵の進んだマットでの育成が適し、幼虫期には温度変化、高温に弱い一面を見せます。無加温飼育の場合幼虫は1年〜2年で羽化し、羽化後1年休眠した後に活動を開始します。23℃程度の恒温飼育の場合は約1年で羽化し、3〜6ヶ月程度の休眠期の後に活動開始します。蛹室をボトルの底部に作ることが多く、羽化不全になりやすいので注意が必要です。 |
その他 | ― |
亜種 | 北海道、本州、四国、九州産基亜種: ssp.maculifemoratus 伊豆諸島産(イズミヤマ): ssp.adachii 朝鮮半島、中国北部、ロシア産: ssp.dybowskyi 台湾産(タカサゴミヤマ): ssp.taiwanus
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