アクベシアヌスミヤマクワガタ |
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販売個体について | CB 累代数不明 オスメス共に2024年9月羽化の個体です。 現在10℃で休眠中です。 ブリードは2025年の6〜8月頃になります。 |
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別名 | ヨーロッパミヤマ |
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学名(※) | Lucanus cervus akbesianus (※)…学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
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生息地 | トルコ中南部、シリア北西部 |
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体長(参考) | オス: 60〜98mm メス: 30〜50mm |
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成虫寿命 | 活動開始後半年〜1年(成熟まで半年から1年) |
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飼育要件(※) | 飼育温度: 15〜23℃ 産卵形態: マット産み(発酵の進んだもの、湿度高め) 幼虫飼育: 発酵マット 幼虫期間: 1年〜2年 羽化後休眠期: 6〜1年 総合難易度 ★★★☆☆ ※…飼育要件は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育・ブリードできることを確約するものではございません。 |
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どんな種類? | トルコ中西部からシリア北西部に生息するミヤマクワガタです。 ヨーロッパミヤマクワガタ(ケルブス種)の亜種で、ヨーロッパミヤマに比べより大きなサイズになります。 その迫力ある姿はミヤマクワガタの中の最高峰と称され、大きく発達する大アゴは先端の二又が大きく開く点でよく似たユダイクスと区別が可能です。 また、体色が黒っぽくツヤがある点や触覚の先端が6節ある点で、他のヨーロッパミヤマの各亜種と区別がつきます。 飼育は他のミヤマクワガタ同様に低温で飼育し、転倒防止に木端などを入れておく必要があります。 活動開始後の成虫は短命なので早めにブリードのセットに投入する必要があります。 |
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繁殖 | 繁殖が難しいミヤマクワガタの中でも本種はブリードが容易です。 ノコギリクワガタなどとほぼ同様の方法でブリード可能です。 微粒子の発酵マットをケースの底から3cm程硬く詰め、その上に足場になる産卵木を入れてその上から深くマットを被せてあげます。 マットの湿度はやや高めがよいでしょう。産卵木は足場なので特に種類は問いませんが、マットの質が重要です。 幼虫はやや発酵の進んだ発酵マットでの育成が適しています。 またカワラの菌糸ビンでも良好な結果が得られ、菌糸ビン投入直後は多少幼虫が暴れますが、羽化不全に注意すれば大型成虫を得やすいです。 どちらの場合でも幼虫の温度管理が重要で高温には注意しましょう。 大型個体の作出はマット、菌糸ビン共に低めの温度管理がポイントです。 メスは1年程度で羽化しますが、大型のオスは羽化までに2年ほどの期間を要します。成虫の寿命も短いため、羽化ズレを少なくする必要があります。 カワラ菌糸ビンで大型個体を作出する場合は、羽化不全が起きやすいので人工蛹室や発酵マットを使い羽化不全を防ぐと良いでしょう。 |
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亜種 | ヨーロッパ産基亜種 ssp.cervus トルコ、シリア産 ssp.laticornis トルコ中南部、シリア北西部産 ssp.akbesianus シリア北西部産 ssp.judaicus イラン西部産 ssp.poujadei ブルガリア、トルコ産 ssp.turcicus |
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