テリビリスフキヤガエル イエロー(1匹) | |
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販売名 | モウドクフキヤガエル |
学名(※) | Phyllobates terribilis (※)…学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
別名 | ― |
飼育要件(※) | 最大全長 → 5〜6cm 温度 → 22〜28度 生活場所 → 地上棲 餌 → 生餌 総合難易度 ★★★☆☆ ※…飼育要件は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育・ブリードできることを確約するものではございません。 |
どんな種類? | コロンビアに生息するヤドクガエル科(Dendrobatidae)の仲間です。 狩りに使用する吹き矢の毒として用いられていたことからヤドクガエルの名前がついています。 また、ヤドクガエルの毒は餌として摂取している昆虫から生成されるため、CB個体には毒がないことが知られています。 鮮やかな黄色〜橙色の体色を持ち、フキヤガエル属の中では最も大きくなります。体色は黄色や橙色、ミントなどで個体によっては手足の先が黒くなります。 本種は世界最強の毒素(バトラコトキシン)を持つことで知られています。産卵は植物の葉腋に溜まった水や岩の裂け目の水溜りなどに行ないます。 本種の親ガエルは卵が乾燥しないように水分を供給したり、幼生が産まれると自らの背中に幼生を乗せて別の水場へと運搬するなど、卵と幼生の世話を行なう変わった特徴を持っています。 非常に美しい本種ですが、環境破壊により生息場所が減り個体数も減少しているようです。 |
飼育のコツ | 植物を多く用いたビバリウムで飼育するのが一般的です。飼育容器は爬虫類用ケージや小型の水槽が適しています。 底床として肥料分の含まれて居ないピートモスやヤシガラマットを使用するのが良いでしょう。 ココナッツシェルターやヘゴ板などで立体的にレイアウトし、ポトスやクリプタンサスなどの丈夫な植物を植えつけます。 ケース内には水入れを設置てください。また、体が小さく、餌として与える昆虫も小さなことから、ケージの隙間は隙間テープなどで埋めるようにしましょう。 ヤドクガエルとしては大型の種類なので餌はピンヘッドサイズ以上のコオロギを用いると良いでしょう。 餌やりはほぼ毎日行ってください。また、霧吹も毎日2度程度するようにしましょう。 |
複数飼育の注意点 | 1つのケースに2〜3匹程度を目安に飼育しましょう。 メスは縄張り意識が強い為、複数飼育の際は注意しましょう。 |
繁殖 | ヤドクガエルの仲間はスコールを経験したあとに産卵することが多いため、霧吹の量を多くすることなどで産卵を誘発することが可能です。 飼育ケースないにはフィルムケースなどを用いて水が溜まるような場所を作ります。産み出された卵はそのままにするか、もしくはシャーレなどにとり人工的に管理します。 フ化したオタマジャクシにはスピルリナや植物食用の熱帯魚の餌などを与えると良いでしょう。約2ヶ月で変タイして小さなカエルになり上陸します。 |
その他 | カエルの仲間は体表から毒性のある粘液を分泌します。生体を触った後には必ず手を洗うようにしましょう。 |