アトラスオオカブト | |
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販売個体について | CB フィリピン ミンダナオ島 ニューバタアン産 お届けするのは幼虫となります。 オスメスの指定はできません。 |
別名 | ― |
学名(※) | Chalcosoma atlas hesperus (※)…学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
生息地 | フィリピン |
体長(参考) | オス: 45〜114mm メス: 50〜60mm |
成虫寿命 | 活動開始後2〜6ヵ月 (ワイルド個体では上記寿命より短くなります。) |
飼育要件(※) | 飼育温度: 15〜25℃ 産卵形態: マット産み(完熟発酵マット) 幼虫飼育: 完熟発酵マット 幼虫期間: 8ヶ月〜1年6ヶ月 羽化後休眠期: 1ヶ月 総合難易度 ★☆☆☆☆ ※…飼育要件は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育・ブリードできることを確約するものではございません。 |
どんな種類? | 東南アジアに広く分布するカブトムシです。 ギリシャ神話の巨人アトラスの名前を冠し、3本の角と長い前足、グリーンの艶を持つ美しい上翅が特長的です。 ホームセンターやデパート、夏のイベントなどでも良く見られ、初心者でも飼いやすい種です。 広域に分布するため地域ごとの形状、生態の違いが見られます。 スマトラ産亜種は胸角の幅が狭く直線的で、セレベス島産亜種は胸角は緩やかに湾曲し、頭角の矢じり状の突起が目立ちません。 フィリピンのミンダナオ島産亜種は本種の中でも最も大きくなり、胸角の湾曲も強く、同属のコーカサスオオカブトに負けない迫力となります。 性格は攻撃的で、交尾時以外はオスメスを別のケースで飼育する必要があります。 オスの胸部と腹部の隙間は鋭利ではさむ力も強いため、指を挟まれたりしないように取扱時には注意が必要です。 生息地の標高が高いことから、あまり高温には強くありません。夏などは室温が暑くなり過ぎないように注意が必要です。 |
繁殖 | 繁殖は国産のカブトムシと同様に非常に簡単で、完熟の発酵マットが適しています。 産卵数は30〜80個程で、ヘラクレス等に比べると孵化率はやや低いです。 大型個体の作出にはやや低めの温度で管理すると良いでしょう。 ただし大型のオスは羽化に1年以上かかることから、8ヶ月程度で羽化するメスと羽化時期がずれることがあります。 また大きな幼虫であっても角の短い個体が出ることも少なくありません。 長角を狙う場合は、蛹になる前の段階でケースの底のマットを硬く詰めて、しっかりとした蛹室が作れるようにすると良いでしょう。 幼虫期も高温に弱いので注意が必要です。 |