カントウアオオサムシ | |
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販売個体について | 累代:WC個体 産地:群馬県産 ※お送りする個体は、体長約2.5〜3.5cm程度のものとなります。 ※ワイルド個体の為、小キズ、1、2か所程度のツメ欠けもしくはフセツ欠けはご了承下さい。 |
別名 | アオオサムシ |
学名(※) | Carabus insulicola kantoensis (※)…学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
生息地 | 関東平野 |
成虫寿命 | 6ヶ月〜12ヶ月(成熟まで1〜2ヶ月) (ワイルド個体では上記寿命より短くなります。) |
飼育要件(※) | 飼育温度: 15〜28℃ 産卵形態: 床材 幼虫飼育: ミミズ 幼虫期間: 3〜5か月 羽化後休眠期: ― 総合難易度 ★★☆☆☆ ※…飼育要件は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育・ブリードできることを確約するものではございません。 |
どんな種類? | 本州の関東以北に生息するアオオサムシの関東平野亜種です。 体色はメタリックグリーンやレッドの発色が美しく、平地の林縁や民家の庭、畑などで見られます。 地表性の肉食甲虫で、地表をすばやく歩いてミミズやナメクジ、小昆虫を捕らえて食べます。 美しい上翅を持つ事から根強い愛好家が多く、地域ごとに様々な分化しているためコレクション性が高く、標本でも人気の種です。 成虫は春先から秋まで見られ、秋に羽化した個体は成虫で越冬します。林縁の日当たりが良い、土が露出しているような斜面で集団で越冬します。本グループは飛翔能力がなく飛ぶことはできません。そのため地域ごとに種分化が激しく、交尾器による分類や遺伝子による分類が進められています。 鮮やかな色彩から古くから親しまれており、飼育もそれほど難しくないのですが、独特のにおいを持つためか飼育者が少ないグループです。 飼育は容易で成虫は小さなコオロギやミミズなどの小型の生餌以外にも、ドッグフードや肉片を好んで食べてくれます。 |
繁殖 | オスは前脚のフセツが扁平し、メスより大きな点で判別が可能です。 川砂に無調整ピートモスを1:1で混ぜたものを床材に使用し、やや多めに加水するとよいでしょう。 野外品の交尾済みのメスであれば、すぐに産卵します。底砂があまり浅いと産卵数が少ないので広いケースを用いるとよいでしょう。ふ化した幼虫は地表を這い回ってエサを探しますが、このとき多頭飼育していると共食いをするので、空きビンなどを使用して、個別に飼育すると良いでしょう。幼虫のエサはコオロギなどの小型の生餌も食べますが、フトミミズを与えないと死亡する可能性が高く、羽化に至らないことが多いです。 また、成虫の繁殖に関してもフトミミズが必須です。 |
亜種 | 神奈川県,東京都,山梨県,静岡県産基亜種: ssp.insulicola 東北地方,茨城県北部,栃木県北部,新潟県産:ssp.kita 粟島産: ssp.awashimaensis 多摩川以北の関東平野亜種: ssp.kantoensis 房総半島南部産: ssp.nishikawai 群馬県北部産: ssp.okutonensis 佐渡島産: ssp.sado 新潟県南部,長野県,山梨県,静岡県産: ssp.shinano 木曽川上流地域産: ssp.kiso 天竜川西岸の小黒川〜中田切川間産: ssp.komaganensis |