ヤマノカミ |
販売名 | ヤマノカミ |
学名(※) | Trachidermus fasciatus (※)…改良品種や学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
別名 | カワンカミ、タチャ、ヤマンカミ、カンカンジョ |
分布 | 日本 ― 有明湾奥部と流入する河川 朝鮮半島、中国 ― 黄海・東シナ海と流入する河川
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飼育要件 | 最大体長 → 15cm 温度 → 5〜20度 水質 → 中性〜弱アルカリ性 餌 → 生餌、人工飼料 ※飼育環境は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育できることを確約するものではございません。 |
種類詳細 | 日本をはじめ、朝鮮半島、中国の一部地域にのみ生息するカジカの仲間です。アユカケ同様に降河回遊魚であることが知られ、1〜3月頃に河口付近で産卵、孵化した稚魚はしばらく河口付近での生活を経て5月頃から川を上って淡水域で生活へと移していきます。約1年で性成熟し、成熟した個体は11月を過ぎる頃になると春先の産卵に備え河口付近へと降りていきます。自然下での寿命は約1年と短い年魚で、産卵後にその一生を終えてしまいますが、飼育下では2年間という記録も残っているようです。一見地味な印象を受ける本種ですが、エラの一部が鮮やかな橙色に染まり、海水棲のカジカのような外見から淡水魚とは一風変わった存在感を持っています。特異な生活様式から環境の影響を受けやすく、ダムの建設や河川の整備などによって生息域が縮小しており、国内では絶滅危惧IB類にリストアップされています。 |
飼育のポイント | 飼育は容易で、純淡水での飼育が可能ですが、高水温に弱いため注意が必要です。
エビや小魚などの生き餌を好みますが、アカムシやクリル、人工飼料にも良く慣れます。
状態を崩した際には塩分濃度を上げてのトリートメントが効果的です。
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混泳の注意点 | 同程度のサイズで温和な種であれば混泳可能です。
口に入るサイズの魚やエビは好んで捕食してしまうため、混泳には向きません。 |
繁殖 | ― |
その他 | ― |