ゼニタナゴ |
---|
販売名 | ゼニタナゴ |
---|
学名(※) | Acheilognathus typus (※)…改良品種や学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 |
---|
別名 | ヤスリメ |
---|
分布 | 太平洋側は関東地方から岩手まで、日本海側では新潟から秋田
|
---|
飼育要件 | 最大体長 → 8cm 温度 → 5〜25度 水質 → 中性〜弱アルカリ性 餌 → 生餌、人工飼料 ※飼育環境は一例です。必ずしもこの環境下であれば飼育できることを確約するものではございません。
|
---|
種類詳細 | 太平洋側は関東地方から岩手まで、日本海側では新潟から秋田までの河川、湖沼に生息しています。 近年ブラックバスにより数を減らしているタナゴです。鱗がとても小さくヤスリメとも呼ばれます。雑食性ですが、水草の新芽やアオミドロなどの植物質を好み、婚姻色は腹部が赤くなります。 関東では9〜10月に産卵期を迎え、稚魚は5月に二枚貝から浮出します。 飼育はやや難しく、単独でじっくり飼育すると良いでしょう。
|
---|
飼育のポイント | 神経質な点があり、エサをこまめに与えないと痩せやすいです 水槽から飛び出すことがあるので水槽にはフタを用意したほうが良いです。
|
---|
混泳の注意点 | 性質は温和で同種間ではやや小競り合いをしますがそれほど問題ははありません。
|
---|
繁殖 | タナゴの仲間は2枚貝に産卵する特殊な産卵形態を持ちます。産卵期を迎えたオスは美しい色彩を発揮し、メスは輸卵管がぶら下げて泳ぎます。 産卵に適した2枚貝を水槽に入れると、発情したオスがその貝の上でテリトリーを主張し、気に入った貝にメスを誘導し産卵行動を行います。 この際、オスは非常に気が荒いので他のオスが追い回されないように十分な隠れ家を用意すると良いでしょう。 卵は貝の中で孵化し、半年程で稚魚が浮上してくるので、水槽内に産卵用の2枚貝を投入後、産卵を確認したら別水槽に移動すると良いでしょう。 2枚貝を水槽に投入する際は砂に潜って回収できなくならないよう、浅いプラケースなどに細かい砂を薄く敷いてそのまま水槽内に沈めると良いでしょう。 産卵が終わった貝を移動する際は水質の変化に十分に気をつけ、2枚貝にダメージを与えないよう注意が必要です。 また、貝が閉じるときに卵が吐き出されないように慎重に取り扱ってください。 稚魚が浮上するまでの半年の間、長期飼育が難しい2枚貝をうまく維持できるかがポイントです。 2枚貝から浮出した稚魚はすぐにブラインシュリンプを食べることができます。稚魚用の人工飼料も食べ、10日程でイトメも食べられるようになります。
|
---|
その他 | ― |
---|