操作箇所:座って座面左下 2つのレバーの前レバー
前傾させる:背もたれに寄りかかって体重をかけ、軽くリクライニングさせます。そのままレバーを上げ、背もたれによりかかるのをやめます。やめると前傾します。
通常位置に戻す:背もたれに寄りかかって体重をかけ、軽くリクライニングさせます。そのままレバーを下げ背もたれによりかかるのをやめます。やめると前傾機能が解除されます。
操作箇所:座面左側 下のレバー
伸ばす座面に座った状態でレバーを左斜め上方向に引いて、大腿部を前にスライドさせます。
縮める腰を浮かした状態でレバーを左斜め上方向に引いて、右手で座面を後ろに スライドさせます。
*膝の裏側が座面の前縁に圧迫されないように奥行を調節します。
座面 右下の丸いノブ
硬くする ノブを座った状態で前方向に 回します。
柔らかくするノブを座った状態で後ろ 方向に回します *背もたれに軽く寄りかかると、背中を支えながら傾き、戻るときには背もたれが 自然についてくる程度が適度な固さです。
座面左下 2 つのレバーの後ろのレバー
範囲を設定する背もたれに寄りかからないで、レバーを前方向に押します。範囲設定したい位置を選びます。
設定を解除する背もたれに寄りかからないで、レバーを後ろ(レバーが止まる一番後ろ)に倒します。
アーム外側のレバー高くする レバーを上げながら、アームを少しずつ上げます。希望の高さになったら アームを離します。
低くするレバーを上げながら、アームを少しずつ下げます。希望の高さになったら アームを離します。
*前腕をアームパッドに置いて、肩が上がらない高さに調節してください。
座面右下の平らなレバー
高くする座面に座り、少しずつ腰を浮かしながらレバーを上げる。希望の高さになったらレバーを離します。
低くする 座面に座った状態でレバーを上げる。希望の高さになったらレバーを離します。
イブ・ベアール
ハーマンミラーがデザイナーのイヴ・ベアールに依頼したこと。 それは、美しいデザイン、最先端の人間工学、洗練された設計工学、環境への配慮など、ハーマンミラーの特長すべてを兼ね備えながら、手頃な価格帯のチェアを開発することでした。
ベアールは、まず「最小限の素材で最高のものを生み出す」デザインを模索することからスタートしました。それから彼は、自分が住んでいるサンフランシスコで最も有名なランドマークである、ゴールデンゲートブリッジを眺めました。べアールは、吊り橋の工学原理をチェアに応用できないだろうか、と考えました。では、なぜこのチェアの名前が、例えば「ブリッジ」などではなく「セイル」なのでしょうか。チェアを横から見てみてください。帆船の帆のように見えないでしょうか?「セイル」という名は、こうした独創的なデザインへのインスピレーションの元となった橋の下を通過する帆船を連想させます。さらに、このチェアの革新的なYタワー構造の「Y」にちなんで、「sail」の「i」を「y」に代えて表記するようにしました。 サスペンションタワーを使用してフレームのないサスペンションバックをサポートするという概念により、エラストマー素材が、サポートの必要な部分では張力を最大限に発揮するように、またほかの部分では体の自由な動きを妨げない強度になるようにと、張力を調整して張ることができました。
デザインとは人間の根本的な問題を解決するためにある
1923年創業(前身のスターファニチャーカンパニーは1905年創業)のハーマンミラー社は1930年代の大恐慌の時代、コンテンポラリーな家具に事業の生き残りを賭けました。この賭けは大成功を収め1945年ハーマンミラー社は伝統的な家具の生産を止めのちにモダンファニチャーと呼ばれるようになるコンテンポラリー家具に事業を一本化します。1960年には、オフィスワーカーの真のニーズと会社や組織が必要としているものの探求を開始しました。オフィスの生産性がビジネスにおいて主要な問題となることに気づいたのです。そうして開発された「アクションオフィス」は、その後のオフィスシステムの規範となります。
ハーマンミラー社は革新は目標ではなく研究の成果と考えています。革新は顧客のニーズに対する研究、素材屋プロセスの探求、そして社会や経済の革新に対応するデザインから生まれます。もちろん、その上にデザイナーがインスピレーションを加えます。チャールズ&レイ・イームズのプライウッドチェア、ロバート・プロプストのアクションオフィス、ビル・スタンフのアーゴンチェアとアーロンチェア、そしてアイシェ・バーセルのリゾルブシステムなどはすべて、そのような相互作用から生まれて来たものです。ハーマンミラー社と彼らを結び付けたものは「デザインとは人間の根本的な問題を解決するためにある」という共通の想いです。デザインのためにデザインをするのではなく、人間の身体構造や人間を取りまく環境のリサーチから新しいデザインを生み出そうという情熱です。
品質管理部門は業界基準10万回の座面テストを100万回繰り返します。素材から開発する比類なき研究開発部門そして最先端の製造プロセスを実現する製造部門。これらすべてにおいて人間の身体や環境のリサーチにより新しいデザインを生み出そうというハーマンミラーの思想を決して忘れません。ハーマンミラーの製品は座るという行為に関わる問題をリサーチして生まれた必然のかたちなのです。また地球資源をセーブし環境負荷を軽減するために、ハーマンミラーの製品は耐久性・信頼性の向上につとめワークチェアは製品保証期間を12年としています。また、革新性のもう1つの側面「リスクをとること」も同様に重要です。ハーマンミラーは、リスクをとる意欲を常に持ち続けるよう努めています。企業規模が拡大し、資本に対する責任も大きくなるにつれ、リスクを最小限に留めるプレッシャーも増してきました。しかしながら、成功を確信できる新しい製品――ときには時代を変える革新性を持つ製品――を送り出していくリスクをハーマンミラーはとり続けています。
Herman Miller 品質保証
製品名 | 保証期間 |
アーロンチェア | 12年 |
エンボディチェア | 12年 |
ミラ2チェア | 12年 |
セイルチェア | 12年 |
セラチェア | 12年 |
セトューチェア | 12年 |
コズムチェア | 12年 |
イームズ オフィス製品 | 12年 |
イームズ ホーム製品 | 5年 |
ガス圧シリンダー(オフィスチェア各製品) | 2年 |
品質保証の条件ハーマンミラージャパンの正規販売代理店から直接購入された製品(新品)であり、かつ利用されているご購入者ご本人からのご要望であること。ハーマンミラーの指定製造工場において製造された製品であること。お客様で製品の分解や改造がされていないこと。製品の設置および使用方法が正しくおこなわれていること。中古品および個人売買、またはネットオークション等で購入された製品に品質保証は適用されません。