

サイエンス・フィクションの要素を備えた、どこかノスタルジックな未来を思い起こさせる新作『FUTURO RETRO』。 2作目でありながら、現在のスタイルを確立した2014年から直近までの活動を網羅する1冊でもあります。 「FUTURO = 未来」「RETRO = 過去」という作品を象徴するような、2つのラテン語を用いたタイトルのもと、 12のシリーズを収録しているという本書。 「The Doctor」シリーズの撮影に使われたのはマーリア自身が産まれた病院だそう。 彼女のバックグラウンドも感じられますね。 どのシリーズも、それぞれのテーマやストーリーが伝わってくる個性的な作品ばかり。 マーリア・シュヴァルボヴァーならではの空気感と独特な世界観が楽しめる1冊ですよ。 作品をじっくり感じながら眺めるのはもちろん、インテリアとしてお部屋に飾っても素敵ですね。
著者:マーリア・シュヴァルボヴァー(Maria Svarbova) 1988年生まれ、スロヴァキア出身。 社会主義時代の名残が感じられる東ヨーロッパの建造物やパブリックスペースなどにインスピレーションを受け、神秘的な色彩をもった独創的な作品を生み出す。 これまで欧州やアジアなど各国で開催された個展やグループ展は、世界規模で賞賛を浴びた。 各メディアからも注目され続けている、気鋭の若手フォトグラファー。







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