スイス人建築家、ル・コルビュジエ(Le Corbusier)とピエール・ジャンヌレ(Pierre Jeanneret)の作品集。建築史家のマリステッラ・カシアト( Maristella Casciato)が著者として解説エッセイを寄せる。インド北西部、パンジャーブ州およびハリヤーナー州の州都であるチャンディーガルは、モダニズム建築の理念を都市の規模で構築した場所として、またユネスコ世界遺産として国際的に知られており、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレはその重要なプロジェクトに深く関わっています。本書は、ル・コルビュジエがこの チャンディーガルのプロジェクトのためにインドのパンジャーブ州を2週間訪れた時に持っていたノートを再現したものである。チャンディーガル計画の概要を作り上げた建築家たちと政府関係者による小さなチームが注目したトピックを再構築するための初期資料を覗くことができる一冊。あわせてマリステッラ・カシアトのエッセイでは、ノートにまとめられた多様な内容を追いながら、新たな首都が構築されていた当時の物語を振り返ります。