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| REアンプシリーズ末弟のアンプ。ユニークなスタンダードプッシュプル回路を基本理念に展開するREアンプとはまったく異なる回路構成を採用するアンプです。 現在オーディオフィールドにおいてRE2, RE50アンプなどを除くほとんどのアンプが採用するシングルエンドプッシュプル回路を再度見直し、更なる高音質の実現とより低価格のREアンプを目標に開発プロジェクトは達成されました。 一定の電流で、電圧を変化させながらスピーカーを駆動できるスタンダードプッシュプルのアンプに比べ一定の電圧で、電流を変化させながらスピーカーを駆動する一般的なシングルエンドプッシュプル回路は、スピーカーは固定抵抗ではなく、インピーダンスであるという事実がある限りスピーカー駆動に圧倒的に不利であることは否めません。しかし、シングルエンドプッシュプルの限界にどこまで近づけるか、また上級RE機に限りなく近い音をコスト制限の中でも実現したいという強い要求から生み出されたアンプ、それがRE 4.25 & RE 2.65です。 現在、オーディオフィールドに蔓延しているアンプはほとんど全てシングルエンドプッシュプルアンプです。それは、数値性能を容易に達成しやすく、部品のクオリティーが音に与える影響を少なくできる全くありがたい回路方式のため、安価で小型の部品を多量に使えるという製造上のメリットがあります。その結果多くのアンプがSEPPであるのです。 その反面、厄介なことに音を良くする事が難しい回路でもあるのです。そこでRE 2.65 & RE 4.25は、音を良くするための方策として、全てのサブスタンスの高品質追求、こだわりの組み立て手法など、製造ラインによる大量生産を嫌った一品一品熟達の手作りを守っています。 RE2発売以来、脈々と続いている、蓄積された音質追求のノウハウがこのRE 2.65 & RE 4.25にも投入されています。音質に影響する部分への高音質を発揮できる厳選部品の採用、それらが真価を発揮できる適切なPCBとその適切レイアウトなど、凝った工夫が数多く達成されているのです。それらリファインメント群は活字にして列挙するまでもなく、現実的にこのアンプを試聴していただくことによってのみ、理解されるでしょう。 音楽を聴くのに必要十分なパワー、高密度で滑らかな音質、温度感のある有機的な音調、これ以上SEPPアンプに求めるものはないはずです。 | |||||||||||
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