(名盤復刻) 独演 知名定繁 「昭和情ぶし」

◆琉球民謡界で知名定繁の影響を受けていない歌者はいないとされるほど、戦後の民謡界を支えてきた名人の復刻版CD

【収録曲】
 1.門たんかー
 2.復員の唄
 3.でいごの花
 4.嘆きの梅 
 5.ハンタン山の枯れ赤木
 6.下千鳥
 7.恩納ナビー
 8.仲島小唄
 9.片想い
 10.親心
 11.ナークニー/玉城汀間とぅ
 12.別れの煙
【収録曲】
 1.門たんかー
 2.復員の唄
 3.でいごの花
 4.嘆きの梅 
 5.ハンタン山の枯れ赤木
 6.下千鳥
 7.恩納ナビー
 8.仲島小唄
 9.片想い
 10.親心
 11.ナークニー/玉城汀間とぅ
 12.別れの煙


琉球民謡界の現場監督上原直彦御大は「聞く人の心にしみじみとしみ込んでいく定繁ぶし」といい「定繁さんは、歌をうたうのではなく語っている」とCDのライナーノーツに書いています。知名定繁は普久原朝喜たちと昭和沖縄民謡を作り上げて来た主人公の一人です。人間的にも思いやりのある大変やさしい方でした。昔、昭和40年代前半頃だと思うのですがラジオ局のお盆特番の「のど自慢大会」でのこと、定繁さんとあと二人の審査員で歌の審査をしていました。定繁さん以外の審査員の先生方は厳格に点数をつけていました。集計係の小生は、各審査員の点をプロデューサーに届ける役目でした。定繁さんの点数はすべて100点をつけているのです。「シンシーさい、全員100点では審査にならないのでは」と申し上げると「みんなそれぞれ良く聞いたら、必ずいい所がある。その良い所だけに点数をつけると100点になるわけさー」。あるとき、このCDに入っている「嘆きの梅」の歌詞に♪「あんなてぃいちゅしん誰故(たぁゆい)が」と1番から4番までくりかえし歌われているが、「誰故が」とは誰のことを云っているのですかと聴いたら、あのおとなしい定繁さんが顔を真っ赤にして「戦争をはじめた連中のことさー」とはき捨てるように云っていました。