
おいしいお酒と雰囲気を醸す集団
ANTELOPEの和訳は、カモシカ。
お酒をつくること、いい雰囲気を出すことを「醸す」と表現することから、
ずっとおいしいお酒や、いい雰囲気を醸す集団「醸し家」でありたい。
そんな思いから、
「カモシカ = ANTELOPE」と命名しました。
少しでもおいしいお酒を、皆さんのお酒時間の雰囲気をよくできるよう、
今日も滋賀県でミードづくりに励みます。

幅広い味わいを表現した挑戦的で自由なお酒「クラフトミード」
ミードは、はちみつを発酵させてつくるお酒。
世界最古のお酒といわれており、長年人々に愛され続けてきました。
そのことから、はちみつと水と酵母だけでつくるミードは
トラディショナルミード(伝統的なミード)と呼ばれています。
この伝統的なミードに、さまざまなフルーツやスパイス、ボタニカル、
あるいは穀物などの副原材料を加えて発酵させることによって、
今までにない幅広い味わいを表現しています。
古くも新しいお酒、それがクラフトミード。

僕たちのミードづくりは伝統を大切にしつつも、
常識に囚われないことを大事にしています。
例えば、ミードの味わいの骨格を決めるはちみつ。
僕たちの使うはちみつはミャンマー産の「百花蜜」。
ヒマワリやゴマ、ライチ、ナツメなど、さまざまな植物から採取されたはちみつです。
甘さだけでなく、苦みや渋みが感じられる濃厚な味わいが特徴。
この渋みや苦みを持つ蜜が他にはなかなかなくて、ミードにしたときにしっかりと味を引き締めてくれます。
この特徴のおかげで、甘さと苦さのバランスがいい味わいを表現しています。
僕たちが目指す食事に合わせやすい、比較的ドライめなミードづくりに、
ぴったりなはちみつです。

「原材料を追求すること」
それこそが僕たちのミードづくりの根底にあります。
日本全国の農家さんや養蜂家さんの元を訪ね、生産者さんの醸す雰囲気や素材の味わい、
匂いなど、その場所で感じたものをそのまま詰め込んだミードづくりに励んでいます。
自分たちでも原材料づくりに関わりたく、養蜂も2023年から始めました。
まだ時間はかかりますが、全ての原材料において生産者さんとの縁を大切にしながら
ミードを作っていきたいと思っています。